生徒会は小学部、中学部、高等部から役員が選出されて構成され、その下に各委員会があります。これも小学部から高等部までそれぞれのクラスで選出された生徒によって構成されています。
学校生活と密接した生徒会活動
全寮制の学校ですから各委員会活動は全校生徒の生活にそのまま密接に結びついています。毎朝行われる礼拝で生徒一人一人に聖歌集と礼拝式文を渡すチャペル委員、図書室の膨大な量の本を整理したりその貸し出しを担当する図書委員、週末の全校清掃のアレンジをしたりゴミのリサイクルを担当する美化委員、毎週土曜日に全校生徒にお菓子や文房具、切手等の販売をするスクールショップ委員や郵便局委員、そして寮のタオル下げや食堂の皿並べ当番のタイムテーブルを作ったり毎食事のお祈りをしたり全校生徒の活動内容を把握しながら恒例の行事や新たなイベントの計画を練る生徒会–―それぞれの委員会が責任をもって活動しないと学校生活が成り立たない為、学校という小さな社会でも大きな責任感を育んでいく良い機会になっています。
生徒会主催行事
ともすると単調になりがちな学校生活に彩りを添える重要な役割をしているのが生徒会の面々による様々な企画です。新入生が入る学期始めに行われる委員会/クラブ紹介、各学期の中程に行われる近くの町へのShopping、高校2年生の地域交流委員と協力して企画するJapanese Evening、普段とは違う自由席で食事をとる学期に一度の日曜の特別昼食、期末試験後恒例の映画鑑賞会などすべて生徒会が企画し運営しています。毎年 11月の最初の日曜日には学校祭である「Open Day」が開催されますが、これが年間を通して最大の生徒会イベント。各本部や係と協力して1学期の後半から準備を進めます。
オープンデイ
近隣の英国人や保護者の方々、その他本校に興味のある方はどんな方でもお招きして学校の様子、生徒の活動の成果、日本の文化を見て頂くのが11月最初の日曜日に開かれる「Open Day」です。生徒会が中心となって展示本部、会計本部、劇本部などの各本部、掲示係、音響照明係、パンフレット係などの各係に分かれて1学期末から本格的に活動を始めます。
全校生徒がクラス毎に参加するクラス企画を始め、有志が集って行うFree Project、高校3年生がお手伝いする父母の会によるレストランや古本市、バザー、ラッフル、和菓子販売など充実した内容の大イベントです。
2学期のブレイクはこのOpen Dayの準備にすべて充てられ、1週間のあいだ朝から夜中まで各企画の作業を進めます。途中それぞれの主張が食い違ったり作業に疲れて気が滅入ったりすることもありますが、最終的に当日の完成に近づくにつれて士気が一挙に高まりOpen Day当日を迎えるーというのが毎年の慣わしです。
大変だったこと、辛かったこと、友達と衝突したこと…etc.、全てがOpen Dayの完成の為に起ったことだからこそ、後になって振り返ると学校生活一番の思い出となります。そしてその思いが代々後輩に伝えられていくことで毎年期待を裏切らない素晴らしいOpen Dayが完成し、来校する方々にも楽しんで頂けているようです。
生徒会委員会
- 生徒会
- 美化委員会
- スクールショップ委員会
- 学級委員会
- 保健体育委員会
- 郵便局委員会
- 図書委員会
- チャペル委員会
- 選挙管理委員会