日曜日に本校でTOEIC及びTOEIC Bridgeの試験がありました。本校はこの試験の実施センターとして正式に指定されています。
先学期は全校生徒150名以上が受験しました。今学期は希望者のみの受験でしたが小学生から高校生まで合計20名が受験。毎学期校内でこの公式試験が受験出来るので、やる気のある生徒はこの試験をひとつの目標にして日々英語力向上の努力をしているようです。
高校3年生のある女子生徒もそんな中の1人。現在は大学受験のため日本に帰国していますが、見事1年間で250点以上もTOEICの得点を上げた彼女が後輩達のために点数アップの秘訣を教えてくれました。
以下、この女子生徒から後輩達へのTOEIC必勝法メッセージです。
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こんにちは。
イギリスは寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は校長先生から”どのようにTOEICのスコアアップをしたか”について書くように、とのご指示を頂きましたのでご報告いたします。私が9月に実施されたTOEICに向けて行った準備は以下の通りです。
私がTOEICだけに集中して勉強を始めたのは夏休みも残すところ1週間となった頃でした。TOEIC対策として私が行った主なことはとにかく模擬問題を解きまくる、ということです。最後の一週間、毎日リスニングとリーディング、両方の模擬問題を時間を計って解きました。その一週間、私は英人の先生のプライベートレッスンを両親に組んでもらって通い、前日の夜に解いてきた模擬問題の答え合わせと解説をして頂きました。その授業を通して、私はTOEICを受ける上で重要なポイントをいくつか教わりました。
一つは英単語の後ろの方に着目して、それがどの品詞に当てはまるのかを見極めることです。例えば、createという動詞がありますが、これはcreation, creativeness, creativity, creatorとなると名詞、creativeでは形容詞、creativelyでは副詞、と変化します。これを見極められるようになると、もしその単語の意味がわからなかったとしても問題文の文脈でどの品詞の単語が入りそうか予測し回答することができます。
またin, on, atなどの前置詞がどういう場合にinで、どういう場合にonが来るのか(例えばon Sundayのように)を身に着けるためにそれをパズルにしてゲーム感覚で勉強したりもしました。
そのほか長文問題を解くときはまず設問を見て問題文を読む、リスニングでは各パート毎に流れる注意事項の音声には耳を傾けずに先にできる限り問題に目を通しておくといったテクニックも学びましたが、これらはKETやPET、英検などで日頃から鍛えられている立教生の皆さんは既に無意識に体得していることかと思います。
学期が始まってからは学校の勉強に追われ、まとまった時間をTOEICの勉強に割くことはできませんでしたが、前日と前々日の放課後は模擬問題を解いてウォーミングアップしました。
私がTOEIC対策として行ったものは以上です。
しかし、私はそれ以前から英検の勉強のために常に単語集を持ち歩いて暇さえあればそれを見たり、過去問題集を解いたり、また学校の英語の授業で習った文章の単語や文法を事細かに学んで覚えたり、夏休み中は個人塾に通ってセンター英語の過去問を片っ端から解いたりその他参考書を活用して勉強するなどしてきました。TOEICのスコアアップにはそうした日々の積み重ねも十二分に響いてくると思います。模擬試験を沢山解き、TOEICの試験体制に慣れておくというのも勿論重要ですが、スコアアップを目指すならまずはそうした日々の努力を怠らないことが最も大切なことだと思います。
私の”TOEICスコアアップまで”は以上です。
拙い文章で申し訳ありませんが、少しでもお役に立てれば幸いです。