立冬が過ぎて、凍えるような季節がやってきました。2013年の秋はおだやかで過ごしやすい気温だったせいか、冬に入っても日中気温は7℃程度をマークしています。本来だったら、5℃に届くか届かないかの冬。乗馬に出て行く身にはありがたい冬です。
けれども立教の乗馬メンバーは、フライデースポーツのたびに元気いっぱい。7℃程度といっても、寒いですし、赤や黄色に色づいた紅葉の名残りももうわずかな風景なので、山野は見渡す限り、枯れた寒々しい色。でも、いつもの相棒(馬)と散歩に出かけるのが、週に1回の楽しみなのです。
セーターやフリースを重ね、マフラーも巻いて、ウィンドブレーカーを着たら、防寒は万全。
冬至を約1ヶ月後に控えた11月22日は、2学期最後の乗馬デーでした。
最後を記念するかのように晴れ渡った午後でしたが、帰ってくると、ちょうど日没。日が暮れて、野山も、はだかになった立木の林も夕陽を斜めに浴びて、あかね色。
ややうす暗くなったところを帰ってくると、羊の群れる草原の向こうに、真っ赤な夕陽が見えました。その上にどこまでもつづく、夕陽に色づく広い空。
薄青い空に、ピンクや紅色がにじんでいるかと思ったら、小さな雲があちこちに散っていて、夕陽の光に染まって輝いていました。
「綺麗だね…」
あまりに美しくて、ただただ綺麗な空を言葉もなく、じっと眺めてポクポクポク。
写真にうつすと、陰になって暗めですが、実際はもっと明るく見え、夕方の闇が紗のようにかかって、たそがれが微妙な陰影を放ちます。
サンセットの乗馬なんてラッキーだったな。
新年の初乗りも、今から楽しみです。
1月なら、乗馬でサンセットがまだ何度か見られそう。