昨年度に引き続き、日本ブラインドサッカー協会とオンラインでつなぎ授業をしました。
・コミュニケーションの大切さ
・共生社会の真の実現に向けた、一人一人の実体験の大切さと工夫
・2023の夏にイギリス・バーミンガムで行われたブラインドサッカーW杯の時のお話
・目を閉じたまま、自分の名前をまっすぐ書いたり、記号やイラストを書く実習
・グループディスカッション 等
ブラインドサッカー選手とも実際に交流しながらの授業は、未来につながる有意義な時間となりました。
以下、講師の先生であり、ブラインドサッカー選手よりコメントを頂戴しました。
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昨年に続き、オンラインスポ育の実施ありがとうございました。
今回特に印象的だったのは、グループディスカッションでした。様々なテーマに対し自由な角度から多くの意見を出してくれました。
イギリスと日本の違いについても考えていく時間は我々にとても新鮮で有意義な時間となりました。
今回の体験を通して考えたことや気付いたことを普段の生活、そしてこの先に活かしてもらえたら嬉しく思います。
また、来年はブラインドサッカー男子日本代表が出場権を獲得した、パリ2024パラリンピックが開催されるので、
これを機に競技自体にも興味を持っていただけると嬉しいです!ぜひ、試合会場にも!
いつから直接お会いできることを楽しみにしております。ありがとうございました!
特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会 辻 一幸 松本 海太
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授業後の生徒の感想です。
・白紙に目をつぶって文字や図形を書くことも結構大変だったのに、スポーツをするっていうことは中々高度な技術が求められるのではないかなと思います。なのでブラインドサッカーだけでなく障害を抱えながらスポーツをする選手たちを目にして、すごく人としてリスペクトしました。それに加え、障害を抱えていてもスポーツを通して色々な人と繋がれる。これってすごく素晴らしいことだな、スポーツの力って偉大だなって改めて感じました。(高校2年生)
・視覚障がい者の方の中にも、色が違って見える方や、見える範囲が限られている方などがいることに驚きました。 また、直に視覚障がい者の方のお話が聞ける機会が初めてだったので初めて知る知識や気持ちを聞くことができて勉強になりました。(高校1年生)
・障がいなど困難があっても健常者の方ができるようなことを同じようにできるようにするために一生懸命試行錯誤する姿勢が素晴らしいなと思った。 また、「こんなところに点字を取り入れたらいいんじゃないか」という話し合いで、実際に発表することはできなかったが、腕時計などで時間に応じて点字が浮かび上がってくる時計があれば、時間は頻繁に確認するものであるため有用性があると思う。 実際に目をつぶって文字や絵を書いてみると、書けなくはないもののやはり見ながら書くよりもずっとやりにくいし、ちゃんと書けているか不安になった。この不安さや心もとなさを自分の身で感じることができただけでも今日の授業は十分に意味のあるものになったと思う。(高校1年生)
・視覚障害者を可哀想と思う社会じゃなくしたいという言葉を聞き、感動しました。(中学2年生)
・障がいがある・ない関わらず一人のアスリートとして接してくれた遠征先のスタッフの話が印象に残っています。 一人の人間として接していくことが大事なのだと改めて学ぶことができるいい機会になりました。(中学3年生)