ケンブリッジでの2日目が始まりました。初日にたくさん歩いたせいか、昨日はどの児童生徒もぐっすり寝られた様子です。眠い目をこすりながら、カレッジの学生も使う食堂に朝ごはんを食べに向かいます。朝ごはんはイギリスの伝統的な朝食、フル・イングリッシュ・ブレックファーストです。「Can I have two sausages ? 」と朝からしっかり英語を使って注文することができました。
今日からは本格的に英語の授業が始まります。まずはアイスブレイキングとして自己紹介をしました。名前・年齢・その他自分のことについて1つ英語で説明します。ケンブリッジ出身の有名な日本人と同じ名前のJ君には先生もびっくり。どよめきがまきおこりました。
その後はテーブルマナーの授業です。明日のフォーマルディナーに向けて、実際の食器を用いての講義です。立教より多い食器の数と種類、ルールについてみんな驚きを隠せません。しかし、立教でもテーブルマナーを教わっているので、基本的なことはしっかりと身についている様子。先生の質問にも積極的に答えていました。彼らが特に驚いたのはティースプーンとコーヒースプーンが異なることです。「立教には小さなスプーンは1つしかないよ!」「なんで違うの?」「洗うの大変そう…」と疑問や感想がたくさん飛び交っていました。
午前の最後はクリスマスの由来について学ぶ授業です。今回のケンブリッジ研修はクリスマスに特化した内容となっています。キリストの誕生からそれをとりまく人々の話まで、先生が映像を用いて説明してくれました。研修の最後にはNativity playといって、キリストの降誕の物語を語る劇を地元の方に披露します。劇とクリスマスキャロルの練習し、午前の授業は終了しました。
お昼ご飯を食べ、午後はケンブリッジの街に向かって、バスツアーに参加しました。ケンブリッジ大学所有の植物園や博物館、かの有名な数学橋、そしてTrinity CollegeやChurchill Collegeといった数々の有名カレッジを観て廻りました。学生を学業に専念させるため、娯楽の街ロンドンに気軽に行けないよう、ケンブリッジ駅が郊外にあること。女子学生は男子学生とは別の講義を受けさせられ、学位も与えられていなかったこと。ツアーを通じてまたひとつケンブリッジについて学ぶことができました。
夕ご飯はシェフの和子さんのご出身、北海道の郷土料理「ちゃんちゃん焼き」です。アルミホイルを開けるとたっぷりのお野菜に包まれた鮭と香ばしいお味噌の香りがして思わず顔がほころびます。お腹いっぱい食べて、1日の疲れが癒されたことでしょう。
夜はお待ちかね、Quiz Nightです。嘉悦センターに隣接したカレッジのチーム名に分かれての対抗戦です。クイズのテーマはクリスマス。午前中に学習した内容の問題も出題され、子供たちも自分の記憶を辿りながら、ああでもないこうでもないと話し合います。答え合わせの最中には、エクストラの問題も出され、優勝しようと次々に手が上がります。見事勝利したカレッジにはピーターさんからクリスマスプレゼントが贈られました。
興奮冷めやらぬうちに2日目も終了です。明日も予定がたくさん詰まっています。しっかりと休んで明日からも頑張りましょう。