昨年小学生のクラスで取り組んだChristmas Shoebox Appeal。今年も小学6年生と中学1年生が取り組みました。
10月ごろ、去年参加した立教生たちから「やらないの?」「今年もやりたい」という声が聞こえ始め、Christmas Shoeboxのことを話すと全員の賛同が得られたので、今年もまた取り組むことにしました。
Shoebox Appealはチャリティー活動ですが、今の自分の生活とは異なる環境の子ども達へ贈るプレゼントですから、受け取る人の気持ちを考えて、靴箱に入れるものを考えなければなりません。取り組みのチラシの写真からどんな生活をしているのかを思いめぐらせ、どんなものを買ったらよいかをリストアップしてゆきます。何歳の子どもへのプレゼントにしようか、女の子か男の子か、も決めました。2〜3人で1箱を作ることにして、一人6ポンドずつを出し合い、予算は12ポンド。多くはない金額の中で、できるだけたくさんの物を入れられるように、でも役立つもの、入っているとうれしいもの、ふたをあけると「わぁっ」と喜んでもらえるものを一生懸命考えて、買いものにゆきました。
電卓片手に、調整しながら物をカゴに入れてゆくのも勉強です。「たくさん使えるようにしてあげたい」「これはかわいい柄だからうれしいと思う」「あったかいセーターを1つふんぱつするから、ほかの物は出来るだけ安いものでそろえよう」…パッケージのデザイン、質、量、色なども見て、何を大切にして選ぶか。ペアで意見を交わしながら、考え考え、決めている様子が見られました。
買ってきたもののタグをはずして靴箱につめると、手で抱えられるくらいの箱に、ささやかですけれども細々としたものがたくさん詰まったプレゼントボックスができあがりました。今年も何人かが、「こんなプレゼント、自分もほしいなぁ!」ですって。去年も同じことを聞きましたっけ。
11月14日に村のロータリークラブの方が学校まで引き取りに来て下さいましたので、一人一人プレゼントボックスを渡して、無事終了。12月になりましたから、そろそろクラブの方がルーマニアへ車ではるばる運んで下さっていることでしょう。
たくさんの子どもたちが笑顔でクリスマスを迎えられますように。メリークリスマス!
Christmas Shoebox Appealとは?
靴を買ったあとに残る靴の空き箱に、こまごまとしたプレゼントを詰めて贈るというチャリティー活動の一つです。地元クランリー村のクランリー教会とロータリークラブが主宰するシューボックス活動では、ルーマニアの寒村の子供たちにクリスマス・プレゼントを送り届けます。