実践的な英語を目指したECの授業では先学期から地元の町に出てフィールドワークを始めています。前回は初めての試みだったので学校から一番近いクランレーという町を選びましたが、今学期はもっと大きなホーシャムという町に出かけました。
ECではレベル別に各学年を7つのクラスに分けてイギリス人の先生方が授業を行っています。今回のフィールドワークではそのレベルに応じてそれぞれのテーマを決め、イギリス人にどんな事を尋ねようかと質問内容を検討する事前準備から始めました。
フィールドワーク当日は学校のミニバスに分乗してホーシャムの町へ。到着するとさっそく2人ずつのペアに分かれてアンケート開始です。前回のクランレーの時とは違って道行く人々も多勢いましたが、忙しそうな人達もいたので、勇気を出して “Excuse me….”と話しかけても、”Sorry, I’m busy.” とかわされてしまう場面も… でも慣れてくると話してくれそうな人を見つけるコツが少しずつわかってくるのか、次々とイギリス人に話しかけていくペアも出てきました。中には、話が弾んで、別れ際に握手を求められたペアーもいたほどです。
今回は、高校2年生が月曜日、中学生と小学生が水曜日、そして高校1年生が金曜日と3回に分かれての外出でしたが、どの学年も前回より更に積極的にイギリス人に話しかけることができていたようです。低学年にはいくつかのペアごとにECの先生方がひとりずつついて、道行く人をとめてアンケートを依頼してくれました。そしてその後は準備したアンケート用紙を見ながら自分たちで質問をしていきます。「どんな動物が好きですか?」「ペットは飼っていますか?」他愛のない質問にも丁寧に答えて下さる人たちに勇気を与えられて、少しずつ積極的に英語を使えるようになっていきます。高校生になると質問内容もぐっと高度になります。「来年ロンドンで開かれるオリンピックについてどう思いますか。」「経済効果はあると思いますか?」…etc。小一時間のフィールドワークでしたが、それぞれほぼ目標人数のアンケート資料を集めることができたようです。
各クラス、翌日の授業ではそのアンケート結果の集計をしたり、フィールドワークの感想を話し合ったりしました。ECの先生方も生徒達からのフィードバックを得られるよういろいろ工夫をしてフィールドワークのおさらいをし、次回の実施に備えていたようです。