3学期末、1週間の短期留学先はForest SchoolとWeald School。参加生徒の手記を連載します。今回はForest School に通う高等部1年生 B君からの報告です。
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今日は最後なのでやれることはすべてやってきました。朝はいつもと同じように学校につき一限目から授業を受けました。一限目はEnglish poetryでした。今日の内容は一言でいうと権力についてでした。パワーポイントにはヒトラー、金正恩、トランプ、の権力を強く持った三人が映っていました。そして権力を持つことは良いか悪いか、ということについて討論しました。みんな自分の意見をしっかり持っており意見を交換していました。
二限目は体育でテニスをしました。フォレストスクールのテニスコートはきれいでした。ラケットは人数分なく交代制で行ったのですが待っている間はみんなテニスボールでサッカーをしたり、手をラケット代わりにして遊んでいました。先生は注意することはなく、むしろ遊ぶことを勧めていました。これも日本とは違うなと感じました。また今日の体育でもスポーツは言語なんて関係ないということを教えてくれました。三限目はbiologyでした。
今日の授業では話したことのない人と隣になったのですが、その人はとてもやさしく教えてくれました。また挑戦もしました。それは生徒と授業の内容について説明しあったことです。どうにか通じ合うことができ単純に嬉しかったです。
四限目は物理でした。宇宙について学んだのですが、今まで習ったことのないことをしました。それは星の生まれ方についてでした。とても内容の濃いものをやっており日本の14歳の生徒とは異なる学習をしていました。新たなことに触れることができたのでとても良かったです。
最後の五限目は、English poetryを受けました。内容は一限目と同じでした。最後に先生がまとめて終わり、私自身とてもためになる時間を過ごせたと感じました。
五日間を通して感じたことはたくさんありました。授業面ではまず日本とカリキュラムが違うなと感じました。フォレストスクールは自分の取りたい授業をとって学年の低いうちから進路を決めていて大学みたいだなと思いました。
また一つ一つの授業の特徴としてEnglish poetryは日本の国語のように文章を読解するようなものではなく、道徳的なこと、コンピュータの授業では建物のデザインなどをやっており、新鮮でした。
私は今回の短期留学を通して、英語力が上がったとは思っていません。しかし英語の環境で生活したことで、英語を話すことに対して躊躇しなくなれたと思います。
また今回の機会で他国籍の人とコミュニケーションをするうえで必要だと感じたことは話しかける勇気でもあるが、やはり英語力なのだと実際に行ってみて感じました。なのでこれからは英語を意欲的に学び、コミュニケーションをうまく交わせるようになりたいと思います。