中1/中2の英語プロジェクト、「町に出てイギリスを体験しよう!」2週目のミッションは「立教版グーグルマップ」作り。外出前夜のホームルームに英語の先生が翌日の校外学習の説明に来ました。「君たち、最近のグーグルマップを見たことある?地図だけではなくて、人の形をしたマークを地図上にドラッグするとビヨヨーンっとパノラマ写真が開いて、ネット上で町を散策できるようになっているんですよ。明日は先週君たちが予備調査をしたCranleighの町を再び訪れて、町並みのオリジナルパノラママップ作りに挑戦しましょう!」
この日も天気は快晴。日差しは強いもののイギリスらしく清々しいそよ風が吹く気持ちのいい日でした。学校のミニバス2台に分乗して町に到着すると、先生が町のあちこちに生徒たちを順番に配置していきます。「君はこのカフェからそこの銀行まで」「君はこの角からむこうの靴屋さんまで描いて下さいね。」10数カ所に分かれてそれぞれ担当の町並みをワークシートに描いていきます。建物1階分の高さごとに点線があるので、それに合わせて描くとそれぞれの絵がパノラマ写真の様に繋がる仕組みになっています。どんなところにどんなお店があるのかは先週の調査で既に把握していましたが、改めて実際にそのお店を描いてみると意外な発見もありました。モダンな店構えなのに、2階の部分を描き始めると木組みの古い建物であることが分かったり、窓の形が日本のとは全然ちがうことに気付いたり… 大まかに全体像を上手くとらえて描く生徒、木組みの模様を丁寧に一本ずつ描いていく生徒、立体的に描き出す生徒もいれば、平面的なイラストレーション感覚で表現する生徒もいました。ベンチに座ったり、花壇の脇に腰掛けたり、街灯に寄りかかったりしながら描いていると、町行くイギリス人達が近づいて来て「何をしているんだい?」と聞かれたりします。「Hello!」とにっこり笑って答えなさい、と言われた通りにしてみると、緊張のあまりどことなく顔がこわばっていたり… でも集合時間になると、「先生、イギリスの人にあってHelloって言えたよ!」「インタビューも出来ましたよ!3人も聞いちゃいました!あっ、あそこの人にも聞いてきます!」となかなか積極的な生徒たちも… 町並みマップ用紙の裏には次週のミッション「イギリス人にインタビュー」の予告編が載っていて、「町並み地図を描き終えた人で勇気のある人は来週の練習でインタビューを始めてもいいですよ。」と言われていたので早速それに挑戦した生徒もいたという訳。早くもイギリスの町ばかりでなく、イギリスの人とコミュニケーションをとることにも興味を持ち始めたようで、第2回の「イギリス体験」も上出来だったようです。