一川響さんによる津軽三味線ワークショップ 「体験記」〈第3弾〉

一川響さんによる津軽三味線ワークショップ  「体験記」〈第3弾〉

9月15日に行われた一川響さんによる津軽三味線ワークショップに参加した生徒達の「体験記」を連載しています。

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三味線ワークショップに参加して

今回、私はヨーロッパでたった一人の津軽三味線の演奏者、一川響さんから三味線を教えていただくことができるワークショップに参加しました。この楽器についてはほとんど知らず、また、ギターなどの似たような楽器を演奏したことがあるわけでもなかったのですが、クラスメイトに誘われて面白そうだったからという単純な理由で参加したいと手を挙げました。
本当に軽い気持ちからはじめたのだけれど、はじまって約五分もしない間に三味線の楽しさに引き込まれていました。小さいころからピアノを習っているのですが、ピアノは約80個くらいの鍵盤を使って音を奏でます。でも、三味線はたった三本。たった三本だけなのに様々な音がでてきて本当に驚かされました。しかも、細い弦をはじいているだけなのに力強い音が響いてそれにもびっくりしました。ワークショップでは、「さくら」という曲の一部分を教わったのですが、とても難しかったです。でも、一川さんが丁寧にわかりやすく指導してくださるので、苦戦しながらも楽しんで弾くことができました。
どれほど津軽三味線がむずかしいか体験した日の夜に聞いた一川さんのコンサートでは、たぶんワークショップに参加しなかった人の何倍も私は感動していたと思っています。聞いてみるだけでもすごさはわかるのだけれど、やっぱり自分もそれをトライしてみることでもう少し深くまでいろいろと感じることができるのだなと感じました。
滅多にないこんな機会に参加することができて本当に良かったです。またいつか、立教に一川さんがきてくれるといいなと願っています。

(高等部2年生 女子)