新年度の中2国語は、牟礼慶子さんの「見えないだけ」という詩でスタートしました。オンライン学習であることを活かし、一つのシートに全員が感想・意見を書き込み共有する、各自の録音した音声を使って「オンライン朗読コンテスト」を開催する、身近に聴く曲(Pretender等)の歌詞の中から「韻」「対句」「比喩」などを皆で探してリズムと音楽の関係を考える等々、ユニークな学びをしました。最後に、学習した詩の技法を使いながら今の自分の気持ちを「詩歌」に表したり、作詞家になったつもりで歌の歌詞を書いてみたりしました。それらの生徒作品を数回に分けて紹介したいと思います。
第三弾の最後は、詩のリズムと音楽の関係を意識し、詩の技法を取り入れて、作詞家になったつもりで歌詞作りにチャレンジした作品です。
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あなたとともに
1
ただいま 玄関ではじまる
きっと
ただいまとおかえりで 君は笑う
いつも
あなたが笑うと 私も笑顔になる
それだけのことで 愛しい気持ちだけになれる
ずっと
2
おやすみ ベッドでおしまい
きっと
また明日もあるかな 君は頷く
絶対
あなたが笑うと 私も笑顔になる
それだけのことで 愛しい気持ちだけになれる
ずっと
あなたが笑うと 私も笑顔になる
ただそれだけ
でも明日 またさ
笑顔になれる
きっと
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何度でも
1
キミに出会い 少し悲しそうな瞳で 私を見つめた
彼がくれたたくさんの記憶
好きだと言ってくれた
ずっとそばにいてくれた
「幸せにする」と誓ってくれた
そんな毎日が大好きだった だから
世界一幸せだった
キミと過ごした時間 暖かい陽だまりのような
たくさんの愛をありがとう
いつか必ず会いに来てね すぐに来たら許さないけど
そのときまで待ってるよ
2
キミに出会い あどけない笑顔を 僕に向けてくれた
彼女とつくるたくさんの記憶
好きだと言ってあげられた
ずっとそばにいたかった
「幸せにする」と誓ってやれた
そんな日々に満たされていた だけど
叶えてやれなかった
キミと過ごした時間 かけがえのない大切な
たくさんの好きをありがとう
いつか必ず会いに行くよ ちょっと時間はかかるけど
そのときまで待っててね
*キミに出会い キミと別れ
いつの間にか時は流れる 今またキミに出会う
ここからまた始めよう ここからまた踏み出そう
何度でも 新しい未来へ