立教英国学院に入学して3週間。すっかり新緑のまぶしい季節となりました。中学1年生の国語の時間では「朝のリレー(谷川俊太郎)」を読み、朝と夜の対比表現について学習しました。
立教の「朝」といえば、とにかく慌ただしい。眠い目をこすりがなら短い時間で身支度を整え、起床の20分後には中庭でのラジオ体操がはじまります。天気の良い日が続く今日このごろですが、朝晩は冷え込み、日本の家族を、布団のぬくもりを、恋しく思う生徒は多いようです。
今回は3回に続けて「朝のリレー」に関する生徒作品と生徒の視点からみた「立教の朝」をご紹介します。
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立教の朝はたたかいだと、思っています。朝、ベルで強制的に起こされたらそこからが始まりです。
起きてから意識をきちんとするのに2分かかります。そのあとダッシュで顔を洗いに行きます。ここまでで3分かかります。そのあとに服を脱ぎ、制服に着替えますが、そこで、ネクタイをうまく結べなくて7分かかります。そこから寝癖を直すのにいろいろやり、5分かかります。そして、時計をつけたり、マスクをつけたりで2分かかります。中庭まで走っても1分はかかります。そうするともう始まりそうで気まずくなります。まだ、ときどき遅刻もしてしまいます。
この20分で何ができるか、どう工夫するかで変わってくるかと思います。とにかく朝起きたら、すぐに行動に移すことが大事だと思います。僕にはきついけど、がんばります。(M1・男子)
立教の朝は、毎日鐘で起きます。これは、立教特有では無いでしょうか?目覚めるとカーテンから朝日が漏れてとっても気持ちいいです。日曜日以外は、毎日7時起床なので規則正しい生活をおくることができます。目覚めてベットから起きたら、顔を洗ったり制服に着替えたりして朝の準備をします。朝の準備は、7時20分までに終わらせなければいけないので、私の場合、準備の時間配分を決めています。例えば、「7時〜7時5分までに制服を着替える」などです。時間配分を決めることで、次にやらなければいけないことに遅れずにすみます。しかし、やっぱり時間が無いので毎朝大変です。
朝の用意が終わったら中庭に行ってラジオ体操をします。7時20分までに用意をしなきゃいけないのはこのためです。普通、日本にいるときにラジオ体操をやったことがなかったので毎朝やることにびっくりしました。イギリスなので寒いとやりたくないときはありますが、朝にラジオ体操をすると、目がとっても覚めて気持ちよくなります。なので、「日本にいても毎日やったほうが良いかな?」と、思いました。
ラジオ体操が終わったら次は、朝食です。今は、コロナによってなくなりましたが、当番の人がご飯をよそってくれます。とってもできたてみたいに温かいので美味しく食べられます。朝食と一緒に「紅茶、りんごジュース、オレンジジュース」を、飲むことが出来ます。種類は少ないですが、自分の気分によって何を飲むか選ぶことが出来るので嬉しいです。
朝食を食べ終わったら、自分の部屋に戻り、教室または、礼拝に行く準備をしたり、同じ部屋の子達と喋ったりします。とっても楽しく過ごせます!この時間を終えると授業を受ける時間になり、「立教の朝」は終了です。(M1・女子)