2月2日(火)、立教英国学院では生徒会選挙が行われました。
生徒会役員は高等部生徒会長1名、高等部男子副会長1名、高等部女子副会長1名、小・中学部副会長2名で構成されます。今年は立候補者が多く、高等部女子副会長のみ信任投票が行われ、残りは複数の候補者の中から投票により役員が選出されました。
昼食後、全校生徒がホールに集まり、立会演説会が始まりました。これまでは掲示やポスターで見てきた抱負や公約について立候補者から実際に話を聞きます。
立教英国学院の全校生徒は160人程度ですから、生徒同士が顔馴染みで、立候補者について全く知らないということはありません。しかし、改めて立会演説を聞いてみるとこの候補者はこんな風に考える人だったのか、と新たな発見があります。どの生徒も学校の代表になろうと意気込んでいる。小学生は小学生なりに、中学生は中学生なりに、そして高校生は高校生らしく、今の学校には何が足りなくて、どうすれば良くなるのかを真剣に考えている。そんな演説ばかりでした。
立会演説会では、立候補者や応援演説者に全校生徒が質問できる時間が設けられています。立教英国学院の選挙では、ここで質問が出ないことはありません。まずは1年間生徒会役員を務めた生徒から、その経験を踏まえた質問が各立候補者に投げかけられます。何を質問されるかわからない状況ですから、立候補者はかなり緊張していたことでしょう。堂々と答えていた立候補者には頼りがいを感じました。
立教英国学院史上最長とも言える4時間以上の立会演説会の後、投票が行われました。
投票が終了するとすぐに選挙管理委員が開票作業を開始し、その結果は夜、小学生の就寝準備が始まる頃に掲示されました。結果を見てみると、生徒会長は何と1票差で決まっていました。生徒には、1票の重みを感じる機会になったでしょうか。
こうして生まれた新生徒会は、5日(金)の礼拝後に任命式が行われ、前生徒会からの引継ぎが完了し、本格的に始動しました。これから1年、伝統を守りつつ、新たな立教英国学院を作っていってくれることを期待しています。