小・中学生アウティング:真っ青な青空とはちみつ色の宮殿、真紅の衛兵のウィンザー城

小・中学生アウティング:真っ青な青空とはちみつ色の宮殿、真紅の衛兵のウィンザー城 小・中学生アウティング:真っ青な青空とはちみつ色の宮殿、真紅の衛兵のウィンザー城 小・中学生アウティング:真っ青な青空とはちみつ色の宮殿、真紅の衛兵のウィンザー城
朝起きて、見上げると真っ青に晴れた空。なんとラッキーな!アウティング日和です。小中学生の目的地はウィンザー城。うれしいなぁ、と思わず笑いがこぼれるほどよい天気です。
ロンドンの真西にある、”エリザベス女王の週末の城”に着くと、ちょうど10時半。11時の衛兵交代見学にちょうどいい時間です。ロンドンのバッキンガム宮殿に比べると小規模ですが、ここウィンザーでも見られます。時間が近づくと、街の通りの向こうから器楽隊の音楽が聞こえて来、衛兵たちが勇ましく行進してきました。キラキラした金糸の飾りのついた真紅の制服は、とてもキリッとしていて、姿勢もよく、肩で風を切るような衛兵たちの姿は格好よいものでした。
お昼まで時間がちょっとあるので、このあとに、有名なイートン校Eton Collegeへの散策に出発。実はウィンザー城から歩いて10分ほどです。石造りの美しいたたずまいのイートン校の建物の間に立っていると、お昼の時間なのか、イートンの制服をまとった学生たちがハウス(寮)に帰ってゆく姿が。今日二度目のラッキーです。白シャツに白タイを結び、長めの裾をひるがえした真っ黒なスーツ姿にじんわりと感動を覚えました。
お昼は班に分かれて、思い思いに。
先生に教えてもらった、タイ料理のバイキングのお店でおなか一杯食べた生徒もあれば、久しぶりのマクドナルドや、カフェのランチも楽しみました。
午後一番にウィンザー城内の見学に入りました。
事前に、『What is this? シリーズ』と題して、ウィンザー城の6枚の写真が、毎日少しずつ教室に貼られましたが、ウィンザー城では、「これは何だろう?」「これはどこにあるだろう?」と、実際に探したり、想像したりするしくみ。壁につくられた十字型の穴や、四角形に切り込まれた城壁のてすりの謎を予想したり、どう見ても彫像にしか見えない時計に首を傾げたり、ピーター・ブリューゲルの著名な絵画も、先生に説明してもらいました。予想外だったのは、濃い緑色のタンブラー探し。あ、あれだ!と見つけると、思わぬ大きさに度肝を抜かれてしまいました。写真で見ると、かわいらしいタンブラーだったのですけれど。
お城から出てくると、居住スペースの衛兵が午後の交代で行進してくるところに出会えました。本日三度目のラッキーです。真っ青な青空に、はちみつ色の宮殿。真っ赤な衛兵。くっきりとした風景が今でも心に焼き付いています。
夕方から近くのショッピングセンターにうつって、ショッピングと夕食を楽しみ、ゆっくりと学校に戻ってきました。4月に入学した生徒も、9月に入学した生徒も、お互いに助け合いつつ、買い物も注文も、生徒自身で出来るようになっていました。