3学期が始まり、ちょうど1週間経った。児童生徒もだんだんと落ち着き、いつもの光景が学校に戻ってきたように思える。毎年、そうしたタイミングで学校行事の「全校センター英語受験」が実施される。日本で本番を受験している高校3年生を除き、小学生から高校2年生までの全校生徒がセンター試験の英語問題に挑戦する。
毎年、嬉しく思うのは、小中学生の中からも、
「あの問題正解していた!」
「問○の答って△だよね?」
という会話がちらほら聞こえてくることだ。正解した喜びはもちろん、日常の授業の成果が手に取って感じられた瞬間なのだと思う。
一方で、高校生は、
「昨年に比べ○点得点が上昇した。」
「今年は△点だった。」
など現実的な話が多い。受験生としての意識が芽生え始めているのだとすると、これも喜ばしい話である。
今年の最高点は高校1年生の194点。115点を取った中学1年生もいた。日ごろ、日本の学校より「英語」に触れる機会が多い立教英国学院の生徒たち。近年、社会的にも英語の必要性が声高に叫ばれ続け、国際化を推進していく流れは益々加速している。この地で体得したツールを将来様々な場所で存分に発揮してもらいたい。