本校のかるた大会はチーム戦である。国語科からこの場に何人の選手(生徒)を充ててくださいとエントリー用紙が手渡され、それを各学年クラスで作戦を練りながら決めていく。主に注意しているのは、どの学年と一緒なのか、必要な人数は何人かなどである。この検討に入ると同時に、どの学年にどんな強者がいるのか各学年が情報収集も始める。つまり、それだけこの作業が重要であり、場合によっては勝敗を決してしまうこともあるということだ。
もちろん実践練習も惜しまない。今年優勝した学年は、ちょっとした時間であっても、百人一首の本を読んだり、札に触れたりしていた。当然見る回数が多ければ多いほど、覚えられる札の数も増える。そうした地道な努力が花咲いたのだと思う。何かをやりきったその先には、必ず大きな学びや成果が得られるという経験をたくさんしてほしい。そうすることで、何事も「やり切る」精神が芽生えていくのだと思う。
「学校行事はやった者勝ち」