2019年度が始まり、2週間経ちました。
新入生も、立教生活に親しんできた頃でしょうか。
毎日の食事、礼拝、授業に加え、ここ暫くは球技大会の練習にも励む日が続きました。
昨年度から在籍している生徒も、今回が球技大会初参加の生徒も、放課後は一緒に汗を流しながら練習を続けてきました。
そして今日、球技大会は本番が開かれました。
天候は曇り交じりの晴れ。涼しい風が吹く中で、しかし雨が降ることなく天気には恵まれ、運動するにはもってこいのコンディションだったかもしれません。
今年のチーム分けは、朱色(orange colour)とミント(mint)です。
エネルギッシュさを感じさせるビタミンカラーのオレンジと、植物を連想させる爽やかなミント、どちらもスポーツの競い合いにぴったりの色です。
さて、前半は全体競技から始まります。ペアを組んだ2人が、バドミントンのラケットを小脇に挟み、その2本のラケットの間にボールを挟み、その姿勢で走り続け、指定された籠にボールを入れます。競技する本人たちも楽しんでいることと思いますが、観客として見ていても楽しい情景です。
また、全体競技にはもう1種目、障害物競争のリレーがありました。お馴染み、ロープのネットを潜り抜ける場面、平均台を歩き通す場面、これもまた周りから見ているとハラハラするような、思わず吹き出してしまうような、でも選手たちは一生懸命です。
清々しい競技でした。
そして、メインの球技各種目競技へと移ります。
さすが毎日練習を積み重ねてきただけのことはあります。みんな、上手です。
日本の中学校・高等学校では、中体連・高体連の大会がありますけれども、そこに出場しても通用するのではないか、そんな生徒が幾人もいて、競技は実に盛り上がりました。
時間の経つのは速いもの。昼食、応援合戦、綱引き、午後の競技と、あれよあれよという間にプログラムは進み、陽も傾くころ、夕食そして閉会式となりました。
閉会式、両チームの得点発表で、勝敗や如何に。
410-370で、朱色が勝利しました。朱色もよくやった、ミントもよくやりました。そして各種目MVP選手の発表です。みんなが活躍した中で、敢えて1人をMVPに選ばねばならない、これもなかなか大変なことです。
MVP選手の名前が一人一人呼ばれ、壇上で校長先生と握手を交わし、記念のファイルを受け取ると、大きな拍手が沸きました。みんな、おめでとう。
そして、表彰も一通り終わるころ、昨年の体育委員から、素敵な発言がありました。
「(今年の)体育委員が、よく頑張ってくれた。ありがとうの大きな拍手を送ろう。」
素晴らしいことです。縁の下の支えを忘れない気持ちは、とっても尊いことです。
かくして、最後はチャプレンに、お祈りを捧げていただき、今年の球技大会が無事に終了しました。大きな怪我もなく、天候にも守られ、また大勢の保護者の皆さまにもお越しいただき、生徒は楽しい思い出を1つ作ることができました。
ありがとうございました。