今学期のスクールコンサートにも地元イギリス人の方々を始め、ロンドンやヨーロッパ在住の保護者の方々までたくさんの人たちが生徒の演奏を聴きに訪れました。1ヶ月前にオープンデイコンサートが開かれたばかりですが、同じ曲目は更に洗練され、新たな曲もたくさん披露されました。期末試験の勉強をしながらの練習でしたが、ステージの脇にある大きなクリスマスツリーに見守られながら、皆堂々と演奏できたようです。
インターバルを挟んで、前半10曲、後半14曲の計24曲。コンサートバンドやバイオリングループの演奏から、ピアノ、ギター、バイオリン、サクソフォーンやハープにいたるまで様々な楽器演奏がありました。前半最後の曲は、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲。中学校2年生の巧みな演奏が終わると何人もの方々が立ち上がって盛大な拍手を送りました。
プログラム後半は中学生各クラスによるグループアンサンブルから始まり、微笑ましくもしっかりとした演奏で観客を引きつけました。中学校2年生がハンドベルで “WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS” を奏でるとホールはすっかりクリスマスの雰囲気。最後は上級生の演奏が続き、クライマックスへと導いてくれました。リストの “SOIREE DE VIENNE” を演奏した高校生は数日前に足を痛めてしまい、リハーサルぎりぎりまでピアノのペダルが上手く踏めるかどうかで出場を迷っていましたが、結局思い切って弾くことを決意。ロンドンからわざわざ演奏を聴きにいらっしゃったご両親の前で立派な演奏を披露しました。
コンサート最後の曲はクワイヤーによる”HAPPY CHRISTMAS”。数名の生徒の独唱を織り交ぜながらジョン・レノンのこの曲を合唱、コンサートを聴きに来て下さった方々にクリスマスのメッセージを送りました。