立教最大のイベント「オープンデー」の締めくくり、後夜祭と閉会式。

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オープンデイに来校したお客様もお帰りになり、先ほどまでの慌しさは嘘のように、いつもの立教生活が戻ったかのように見えました。でも、まだ生徒の面持ちも、雰囲気も何かが違っています。
そう、それは、夕食の後に待ち受けている「後夜祭」と呼ばれる、生徒たちがとても楽しみにしているイベントが待ち受けていたからです。昼間それぞれのクラスや係の仕事などで、ゆっくりとステージを見ることが出来なかった生徒のために、全校生徒と教員の前でのショータイムの始まりです。
まずは、剣道場に集合。トップバッターはダブルダッチ企画。衣装もバッチリ用意し、生徒全員を巻き込んで、次々繰り広げられる技に会場は大盛り上がり。最後には、観客だった生徒も参加し、高3の先輩との再結成もありました。
次は剣道企画。顔は防具で隠されていますが、その緊張がこちらまで伝わってくるようでした。立教に来てから剣道を始めたという生徒も多い中、その真剣な立ち合いは、これからを楽しみにさせてくれました。
続いてホールに移動し、エンターテイメント企画。今年初めての企画で、今までになかった、パントマイムやジャグリング、ボイスパーカッションなど、それぞれの個性を生かしたパフォーマンスを見せてくれました。
お次は格好良い衣装に着替えて、ダンス企画。笑顔でステージに立ち、気持ちよく揃ったダンスは、よくここまで練習し、準備してきたと思わせる、見る人を楽しませてくれるステージでした。踊り切った後の達成感に満ちた顔が印象的でした。
ステージの最後を締めくくったのは、劇企画。台本から大道具・小道具・音響・照明・そして役者。全てを自分たちで考えてやってきました。堂々と台詞を言い、演じる姿は、今まで見たことのない生徒の一面であり、一つのものをみんなで作り上げようという思いがよく伝わってきました。
これら全ての企画に言えることは、学年の枠を超えて、それぞれの得意分野を生かし、協力して準備・計画・練習を一緒に行ってきたこと。そしてその中で、他人との意見のぶつかり合いなども経験しながら、「成功」の二文字のために時間をかけて取り組んできたこと。そこで生徒たちが学んだことは、クラス企画とはまた別の貴重なものだったのではないでしょうか。
興奮冷めやらぬ中、翌日は各企画への投票が待っていました。クラス企画の展示を、改めて全員で見て回り、評価を付けていきます。さあ、どのクラスが良かったのだろう、自分のクラスが入賞して欲しいな、そんな思いを抱きながら、表彰の時を待ちます。
そして迎えた閉会式。生徒会長の山口君が述べた、オープンデイへの思い、そして今まで経験してきた数々のオープンデイの思い出。そんな思い出を、みんなにも持って欲しい。誰よりも頑張ってきたであろう彼の、素直な気持ちが生徒の心にも響いたことでしょう。
各部門ごとに、1位から3位が発表され、毎回大きな拍手と歓声と共に、その部門を引っ張って頑張った生徒が、誇らしげに舞台に上がっていく姿は、自信でいっぱいでした。そんな中で、クラス企画の最優秀賞に選ばれたのは、H1-1の「Alice in Wonderland」、フリープロジェクトの優勝は、「劇企画」でした。生徒会が作成したくす玉を、クラス全員で引っ張り、舞台の上でお祝いしました。
みんなで頑張ってきたからこそ、得ることが出来た1位というのは、また格別であったに違いありません。また、たとえ1位ではなかったとしても、全員の力で今日まで頑張ってきたこと、そしてそれをたくさんのお客様に見て頂けたということ。それは、クラスの団結をより強め、彼ら自身の大きな自信につながったことでしょう。
普段見ることの出来ない生徒の新たな一面を見ることが出来たオープンデイ。ここで見せてくれた彼らのパワーを、これからの学校生活の様々な場面でも生かしていってくれると信じています。