7月17日~7月20日まで、立教英国学院と福島サイエンス・スクール・コミュニティ(FSC)の共催で、プレ・サイエンス・ワークショップが行われました。立教からは高校2年生の男子生徒3名が参加し、日本の高校生達(福島、岩手、宮城、東京より9校)と一緒に研修で様々な場所を訪れました。
ロンドンでは、大英博物館や自然史博物館を見学したり、王立研究所やロンドン王立協会を訪れ、英語で講義を受けたりしました。ダーウィンの『種の起源』の初版を見たり、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で150年前に留学した長州五傑(伊藤博文ら5名の日本人留学生)の話を聞いたりして、未来のサイエンティスト達は大いに刺激を受けたようでした。
また、今回は東日本大震災で被害を受けた地域の高校生が多数参加しており、ロンドンのホランド・パークでの植樹式に参列したり、UCLで震災後の地元の様子を英語でプレゼンテーションする機会がありました。プレゼンテーションにはイギリス在住の本校の生徒達をはじめ、多数のお客様が出席し、活発に意見交換が行われました。
プレ・ワークショップの終わりには、セブン・シスターズにも出掛け、地層の形成について英語で講義を受けました。ここでも生徒達は積極的に質問をし、何億年もの地球の歴史を理解しようと努めていました。この日はお天気も良く、勉強の後は浜辺でピクニック・ランチをとりながら、素晴らしい景色を楽しみました。その夜は、イギリスの夏の長い夜を、立教英国学院でスポーツをして過ごしました。こうして大いに親交を深めた立教英国学院と日本の高校生達は、翌日7月21日に、ケンブリッジでのサイエンス・ワークショップに向けて出発しました。