「ただいま!」「おかえり!」「久しぶり!」が学院内のあちらこちらで響きました。帰寮日の9月7日、長い夏休みが終わり、生徒たちの姿が立教英国学院に戻ってきました。約2か月ぶりに帰寮した生徒たちは身長が高くなっていたり、日焼けをしていたり、充実した夏休みを過ごしていた様子が伝わってきます。
空港から学校までのバスの中では長いフライトや時差に少し疲れた様子の生徒もいれば、久しぶりに再会した友だちと会話が止まらない生徒もいました。さまざまな国から生徒が集まる立教英国ならではです。そんな生徒たちですが、帰寮後は時差ボケにも負けず集団生活を送っていきます。久しぶりの立教食を食べました。新入生にとっては初めての立教英国学院での食事です。緊張している新入生に対して、隣に座っている先輩が優しく立教のテーブルマナーを教えたり、話し掛けたりしている姿には感心させられます。「最初の食事の時はものすっごく緊張していました。先生も緊張していましたよね。」と話す生徒、立教英国学院に来る者全員が通る道なのですね。
帰寮日翌日には始業礼拝が行われました。今学期は6名の新入生を迎え、校長先生より新入生一人ひとりに制服の胸元につける校章の入ったワッペンが手渡されました。帰寮日から1泊を新しい友たちとドミトリーで過ごした新入生ですが、もちろん、まだ緊張している様子が伺えます。しかし、始業礼拝の校長先生のお話でもあったように、大丈夫。すぐに新しい生活に慣れることでしょう。新入生の周りには、1学期までを立教英国学院で過ごしてきた仲間がいます。わからないことがあれば、赤ネクタイをした高校3年生、先輩、同級生、後輩、先生、誰に聞いても教えてくれます。1学期に入学してきた生徒たちも、もう新入生ではなく困っている新入生を優しくサポートしてくれます。
2学期にもオープンデイ、ロンドンアウティングなど、たくさんの行事があります。夏休みでエネルギーを補給してきた生徒たちの活躍を期待しています。受験を控えた高校3年生の姿からは、夏休み中受験勉強にしっかり励んでいた様子が伝わってきます。大学受験で3学期に戻ってこない高校3年生にとっては今学期が学院で過ごす最後の学期となります。仲間たちと共に過ごせる時間を大切にしてほしいです。