オープンデイ:普段の教室をまったく異質な展示空間へ!自慢の創作を競い合う。

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オープンデーの目玉は各クラスの展示だ。各学年各クラスが、それぞれ自分たちが考えたテーマで、普段の教室をまったく異質な展示空間へ作り変え、自慢の創作を競い合う。
 それぞれのクラスの展示を紹介すると、小学5年・6年と中学1年は日本の伝統的な遊びがテーマである。綾取りをする巨大な手の模型を中心に、剣玉、折り紙、こまを体験するスペースもあり、各コーナーで出される課題に合格するとスタンプがもらえる仕組みになっている。地元のお客様もたくさん足を運び、生徒との交流を楽しんだ。
 中学2年は、身近なものを使って音を出すという展示だった。とくに、パイプを使って音を出すというのが好評で、足を運んだ誰もが思わずやりたくなってしまうものだった。
 中学3年は宇宙についての展示だった。教室全体で宇宙を表現しており、丁寧に描きこまれた天体の絵や図を使って地球や恒星の説明が細かくされていた。
 高校1年1組はシンデレラの隠された真実というテーマだった。誰もが知っている物語、「シンデレラ」の裏側を展示。一番最後にシンデレラが「ほくそえむ」というところが印象的で、食事の席でも皆の話題をよんだ。
 高校1年2組は「スーパーマリオブラザーズ」。ゲームの登場人物たちが活躍するオリジナルストーリーでの展示。特に目をひいたのが悪玉クッパの巨大な模型。マリオたちのクイズもあった。
 高校2年1組は、日本をテーマに。日本の歴史を振り返りつつ、現在直面している問題に至るまで幅広く取り上げていた。エンターテイメントに富んだ展示作品の多い中、「考えさせる」という面を取り入れたのは高学年にふさわしかった。
 高校2年2組は、海賊がテーマ。巨大な海賊船の上を、自作回路で点滅する沢山のLEDが照らし、海賊たちの戦いの場面を見事に表現していた。
 各クラスとも、一学期から企画を練って、クラスの中には、夏休み中もアイディアを出し合って取り組んできたところもあり、それぞれこの日のために時間をかけて準備をしてきた。意見の違いでクラスの中で激論になることもあったことだろうが、皆の楽しかった、これで終わるのは心残りだという声を聞くと、生徒たちにとってとても良い思い出になったと思う。来年はどんなテーマがあがってくるのか、今から楽しみである。