9月27日の土曜日、立教英国学院にスカウト隊がやってきました。彼らは来年の夏に山口県で行われる第23回世界スカウトジャンボリーに出席する選ばれしイギリスのメンバー達。日本訪問前に、彼らに日本のことを少しでも知ってもらうおうと、今回我が校の高校1年生と交流の機会が設けられました。いつもなら午前中には授業のある土曜日ですが、この日は一日かけてスカウト隊と楽しい交流の時間を過ごすことが出来ました。
最初の自己紹介はお互い少し緊張気味でしたが、アイスブレイクでStuck in the mud(日本でいう氷鬼)をすると一気に距離が縮まりました。その後はグループに分かれて色々なアクティビティに挑戦しました。
まずはロープと木だけで鳥居を作るアクティビティ。普段からキャンプなどでロープの扱いに慣れているスカウト隊のメンバーや大人のリーダーからロープの結び方や木の組み方を教わりました。このようなアクティビティをスカウトではPioneeringというそうです。未開拓の地でも生きていけるような術をPioneeringでは学ぶわけです。
次にチームワークが要求されるゲームをしました。円にしたロープ1本をみんなで引っぱり、その上を一人が歩く遊びやボールを使った遊びなどです。みんな大はしゃぎで(童心に帰って?)このゲームに臨みました。人が揃えば、シンプルな道具でこんなにも楽しい遊びができるのかと感心しました。
午前中のプログラムを終えると、この日は特別に外の芝生の上で昼食を食べました。写真を撮ったり話を深めたりして、いつもとは違った土曜日の昼食を美味しくいただくことができました。
午後は、まずロープと木で担架を作るアクティビティをしました。完成した担架の上に人をのせて、チームレースも行いました。チームによっては途中で担架が壊れる所も…。良い思い出となりました。
そして最後に立教生からスカウト隊へ、来年の日本訪問に備えて、日本について英語でプレゼンテーションを行いました。この日のために準備をしてきた、日本の食べ物や電車の乗り方、お風呂の入り方など、同年齢の生徒たちの視点から見た日本紹介に、スカウト隊のメンバーは興味深々で聞き入っていました。日本文化について詳しく書かれた手作りの冊子をもらったスカウト隊のメンバーは「来日の際に必ず持っていく!」と喜んでいました。
別れの前のお茶の時間にはスカウト隊と立教生がお互いにお土産を交換しました。スカウト隊からもらったバンドには日本語で「仲間」と書いてありました。
良い刺激となる時間を彼らと過ごすことができ、スカウトとの交流は思い出に残るイベントとなりました。今回出会った「仲間」達が来年日本でよい時間を過ごすことが出来ますように。