12月6日(土)、すがすがしく晴れた青空の下、厳かに始まった終業礼拝。穏やかな昼の光の中、和やかな雰囲気で行われたランチョン。そしてお別れのとき。帰国する生徒たちが次々とコーチに乗り込んでいく姿を見送るのは中学部3年の生徒たちです。中3はこれから一週間補習期間に入るため他の生徒と一緒に帰ることができません。高等部3年生の多くは来学期に戻ってこないので、実質今日が高3生との最後のお別れの日です。目にいっぱい涙を溜めて、先輩達の乗ったコーチに思い切り手を振る中3生たちでした。
先輩たちが帰ったあとのこれからの補習期間は、当直、パーカッション、体操、オルガニストなど、いつもは先輩たちがやってくれていた係を全て自分たちで行わなければなりません。最初は「めんどくさーい」などと言っていた生徒たちも、当直として早起きし鐘を鳴らす準備をしたり、オルガニストとして翌日の礼拝に向けて聖歌の練習をしたり、行進のパーカッションを一生懸命練習したりする表情はどこか嬉しそうで、与えられた仕事をしっかりこなそうとする責任感が感じられます。補習期間が終わるころにはきっと、立派な当直やオルガニスト、パーカッションの演奏者たちになっていることでしょう。
月曜日からはいよいよ補習授業が始まります。いつもより40分も長い90分授業で、生徒たちは今から戦々恐々としている……かと思いきや、体育館を全部使って遊べるやら、シャワーを自由に使えるやら、自分達しか校内にいない状況を結構楽しんでいる様子。授業が始まれば、学期中受け持っていた先生たちとは違う先生方にもみっちりしごいて頂く予定なので、その余裕もいつまでもつのでしょうか……。
涙でスタートした補習期間、立教から飛び立っていった先輩たちのような立派な姿に成長できるように、そして補習期間を笑顔で終えられるように、中3の皆さん頑張りましょう!