1年間の中で最も短い3学期。ですが、行事は盛りだくさん。この日のために、H.R.で小テストを行ったり、休み時間に練習をしたりする姿も見られました。しかし、翌日に控えた合唱コンクールに向け、学校中に響きわたるきれいな歌声。百人一首大会へ臨む準備はできているのでしょうか。
そんな心配は必要ありませんでした。剣道場に集まった生徒たちは真剣そのものです。1枚でも多くの札をとるため必死です。独自の覚え方を復習する、絶対に自分がとると決めた札の位置を確認する、チームで自分のとる範囲を決めチームワークで戦う、作戦はさまざま。
百人一首が始まると喜びや悔しさで会場は大盛り上がり。2回戦と3回戦の間には30分のブレイクがありましたが、休み時間中も先生が札を読み上げると、友だちや先生と百人一首の周りに集まり、真剣な表情でかるた取りを楽しみました。百人一首をとるだけでなく、休み時間の後半になると、先生からマイクを借りて読み手で活躍する生徒も登場しました。堂々とした節回しで百人一首を読みあげる姿には、いつどこで練習をしていたのだろうと感心させられました。
他の行事の準備や部活動、勉強で忙しくとも、全力で百人一首という目の前の行事に取り組む子どもたちの姿はとても輝いて見えました。「来年はもっと頑張る!」「来年は絶対に○○に負けない!」と次回への強い意気込みも感じられます。2015年の良いスタートとなりました。