Rikkyo School 50th Anniversary Cross-Country Relay

Rikkyo School 50th Anniversary Cross-Country Relay

オープンデーの余韻が残る10月20日、立教英国学院構内であるイベントが開催された。
立教英国学院の創立50周年を記念するRikkyo School 50th Anniversary Cross-Country Relayだ。
この記事を読んでくれている方は、そもそも『クロスカントリー』という競技をご存知だろうか。
人の手がほとんど入っていない不整地を主たるコースとし、時に丘を越え、時に泥地を駆けながらゴールを目指す長距離走種目、それがクロスカントリーだ。

当日は近隣の学校を数校招き、男女それぞれ4つのエイジグループに分かれて競技が行われ、本校からは総勢50名が参加した。今回は3人で1チームを作り、リレー形式で争われた。
午後からの競技であったが、午前中は英国の秋らしいどんよりとした雲から雨が滴り落ちていた。しかし昼食を終え、出陣と時を同じくして澄んだ青空が顔を覗かせ、清々しい秋晴れが記念すべき第1回大会を祝してくれているようだった。

午後2時の号砲に始まり、それぞれのカテゴリーで抜きつ抜かれつの目まぐるしいレースが展開された。
応援にも自然と力が入り、それに触発された出場生徒も、顔を強ばらせながらゴールを目指していた。その姿は本当に一言、「カッコよかった。」

全競技が終わり、各カテゴリー1位のチームにメダルが授与された。
プレゼンターはなんと、世界選手権1500mチャンピオンのJake Wightman選手。
本校のホームページやInstagramでもたびたび紹介している、正真正銘、世界1の選手だ。

実は、この大会の企画に全面的に協力してくれたのが、Jake選手のお母さんであるSusanさんであり、本大会にJakeをスペシャルゲストとして招き、メダルプレゼンターを務めてくれるというなんとも夢のような話が実現したのだ。
また、彼の父・Geoffさんも今大会のアナウンサーとして協力をしてくれていたのだが、Geoffさん自身も現役時代は英国を代表するランナーであり、今ではJake選手のコーチに加え、世界選手権の実況を担当するなど、こちらもスペシャルすぎるキャスティングであったのだ。

言わずもがな、生徒たちは大興奮。閉会式が終わると、我先にとサインや写真を求める長蛇の列がJake選手の前にできていた。
それに対し、1人1人丁寧に応じてくれていたのが、流石一流のアスリートの姿であった。
生徒たちよ、もらったサイン、大事にしなさいね。

兎にも角にも、オープンデー直後、準備も満足にできなかった中で成功裡に幕を閉じたと思えるのは、生徒たちが楽しんでくれたと感じられたからだ。
Rikkyo School 50th Anniversary Cross-Country Relayが多くの生徒の心の残るものとなってくれれば有難い。
See you next year.