●● 夏の短期留学 Summer Short-term Study in UK schools 2018 ●● 【Collyer’s College 短期留学を終えて①】

●● 夏の短期留学 Summer Short-term Study in UK schools 2018 ●● 【Collyer’s College 短期留学を終えて①】

2018年の短期留学が、7月9日(月)~13日(金)に無事終了しました。今年は、男子生徒はRoyal Grammar School、Forest School の2つへ、男女生徒共にThe College of Richard Collyer (Collyer’s) へと、3つの学校との協力で行われました。本校から参加したのは合計で17人。5日間という短い期間でしたが、英国の学校の環境に朝から夕方まで身を置き、授業に参加したり、休み時間を楽しんだり、バディや他の生徒たちと共に長い時間を過ごしました。参加生徒たちの、短期留学を終えた作文を通じて、体験や感じたことなどをご紹介します。

【 Collyer’s College 短期留学を終えて ①】

私はこの夏休みに、Collyer’s Collegeに短期留学をしました。そこで得たもの、日本との違いなどの知ったこと、感じたことがいくつかあります。

1つ目は、友達です。今回私たちの交流に付き合ってくれた約15名の方々の大半は、何度か立教英国学院に来てくれて一緒に話したり遊んだりしていたので、すでに友だちでした。今回私たちがCollyer’s Collegeに行って交流したことで、さらに距離が縮まったと思います。一緒に授業を受けたり、ご飯を食べたり、近くの街に買い物に行ったり、カードゲームをしたり。たまに、授業がつまらなくてプリントにお絵描きして遊んだり。そんなふとした一瞬一瞬を毎日一緒に過ごすことで、私たちの仲はとても深まりました。最終日にはみんなでクッキングをして一緒に食べ、そのあとにlaser questと呼ばれるレーザーの銃で敵と撃ち合う体験型のゲームをしました。それはとても楽しくて、みんなが輝く笑顔であったことが印象に残っています。

また、Collyer’s Collegeでの友達とはSNSで今でも繋がっています。驚いたことに、日本ではLINEで会話をするのが一般的ですが、英国の人はLINEを知りませんでした。英国ではSnapchatというものが、LINEではなく主流だそうです。私が英国の人と交換したSNSはInstagramです。Instagramは全員アカウントをもっていたので、世界共通なのだと知りました。このように、SNSは世界中で人と人との会話の手段として使われていることを実感しました。しかし、その国によって一般的なアプリケーションが違うことを知り、面白さを感じました。今回、私は英国式に合わせてSnapchatを始めました。少し英国人になった気分が味わえました。

2つ目は、授業についてです。Collyer’s Collegeでは全ての授業でプロジェクターを使っていました。図書館にはパソコンが用意されており、また教室に1つは必ず先生用のパソコンかあり、先生はそれで生徒の出席状況を確認したり記録をつけたりしていました。先生が黒板にたくさん書く日本とは違って、先生はあまり書くということをせず、あらかじめ作ってきたものをプロジェクターを通して生徒に見せて、授業を進めていました。常にプロジェクターを使うイギリスでの授業は、日本と比べてとても効率的に授業が進むと感じました。また、先生が説明するにあたって生徒があまり理解ができていないと感じた時、先生はよく動画サイトYouTubeを開いて関連動画をその場で調べて私たちに見せてくれました。これにより、生徒は想像がしやすくなり理解できるなと思いました。これは、教室にパソコンがありさらにプロジェクターもあるからこそ出来ることです。この当たり前が日本とは違うと思いました。私にとってはとても新鮮で楽しかったです。パソコンとプロジェクターがあると先生が教えられる幅も広がると思うので、日本ももっとパソコンとプロジェクターを教室で使うべきだと思いました。

また、授業スタイルも日本とは違いました。日本の様に先生が一方的に話してそれをただ聞く、生徒が受け身の姿勢である授業ではないということです。先生が生徒をあてて答えを聞くなどは同じですが、さっきも言ったように先生はほとんど白板に書くということをせず、ひたすら喋って説明します。ですから生徒は先生の言うことをよく聞き、自分が大事だと思ったところを自ら進んでノートに書いていました。日本ではあまり見られない光景なので驚きました。しかし、ただ黒板を写すよりは、注意深く先生の話を聞くことになるし、さらに自分の頭で整理して自分の言葉で書くので理解が深くなるなと思いました。これがイギリスでの授業の一番の特徴だと思います。また座席にも特徴があって、基本自由席なのですが、必ず隣での2人ペアを作っていくのです。その2人で教えあったりする為です。それによく分からない人が分かるようになるし、もし2人とも分からなかったら先生が教えてくれるので、いいシステムだなと思いました。

今回私が交流したCollyer’s Collegeは一言で言うと、とても自由な学校でした。授業は将来の為に必要なものや興味があるのを自分で選んで受けるシステムだし、服も髪型もとくに規則はないそうです。ご飯も自分で持って来てもいいし買ってもよし。どこで食べてもOK。勉強するもしないも自分次第、という感じがしました。これも日本とは違うイギリスの特徴なのかなと思います。

また、もう一つ感じたことがあります。それは中国の方が多いということです。中国の方はたくさんいて、学校にいるアジアの方の大半は中国の方でした。その中国の方々はこの学校を卒業した後は、そのままイギリスの大学に通いたいそうです。日本では日本の高校から海外の大学に進学する人は少ないので、中国の凄さを感じました。

私はこの1週間、本当に楽しかったです!SNSでつながっているCollyer’s Collegeの人との縁を大切にして、再会を楽しみにしていようと思います。

とっても楽しかったです!!

(高等部2年生 女子)