2018年の短期留学が、7月9日(月)~13日(金)に無事終了しました。今年は、男子生徒はRoyal Grammar School、Forest School の2つへ、男女生徒共にThe College of Richard Collyer (Collyer’s) へと、3つの学校との協力で行われました。本校から参加したのは合計で17人。5日間という短い期間でしたが、英国の学校の環境に朝から夕方まで身を置き、授業に参加したり、休み時間を楽しんだり、バディや他の生徒たちと共に長い時間を過ごしました。参加生徒たちの、短期留学を終えた作文を通じて、体験や感じたことなどをご紹介します。
【 Collyer’s College 短期留学を終えて ②】
今回コリアーカレッジに行くのに嬉しい気持ちと不安な気持ちがありました。現代社会では〝書く英語〝よりも〝話す英語〝をもっと伸ばすことが大切だが、それができるのかという期待と不安と、みんなと馴染めるかという不安でした。
最初に、彼らに会った時あまり打ち解けることが出来ない僕に、彼らから積極的に近付いてくれました。このとき、僕は自分の言いたいことをまず日本語にして、それを英語に変えるということをしていました。これを頭の中でずっとやっていると疲れる、ということが分からないままでしたが、ホームステイ先に帰って来て「疲れていたんだ」と気付いたのも束の間、家の中でも英語で会話をするというサイクルにはまっていました。ですが、これは悪いことでは無いと思っています。英語の会話力を伸ばすのには積み重ねるしかない、と自分の中で思っていて、嫌でも納得いかないものは自分から話すように心掛けました。
しかしここで、また新たな課題がありました。それは発音です。外来語と英語が時々ごっちゃになってしまい、外来語をなんとなく英語に直しても伝えることができません。どこかで「自分はイギリスで学んでいるから、なんとかなるだろう。」と思っていた自分がいましたが、それは大きな間違いでした。普段、ECの先生は日本人の喋る英語に慣れているから聞き取れるのであって、僕達と同年代の子達には伝わらない発音がありました。ショックでしたが、自分の実力不足と思い、できるだけ意識して言うように切り替えました。このおかげで、自分の感覚で会話するコツを掴めた気がします。
授業は立教英国学院とは全く違いました。とても自由で、携帯電話を使って学ぶ授業が多かったです。特に哲学の授業では、生徒は受け身ではなく、自分からどんどん意見や質問を言います。そして、先生は生徒が楽しめるように、お菓子を配るなど工夫をしていました。
またコリアーには様々な国籍の生徒がいて、彼らから学ぶことも多く、同い年なのにすごく英語がペラペラで感心しました。また、自分も負けられないと闘争心が燃えました。国を超えて同い年からのいい刺激を貰えたいい機会となりました。生まれたところ、母国語が違っても通じ合えるものがありました。みんなと同じ価値観で文化を紹介しあうという楽しさも学びました。1つの枠にとわられないで、他人の意見を尊重し、また自分の意見に自信をもって海外でも闘える人間になりたいと思いました。短い1週間でしたが、学ぶものはとても多く、今まで自分がもっていなかったものをもてた気がします。これを生かしてこれからに繋げたいです。