UCL Japan Youth Challenge ④

UCL Japan Youth Challenge ④ UCL Japan Youth Challenge ④ UCL Japan Youth Challenge ④

自分はこの夏のJapan youth challengeに参加し、たくさんの友だちを作り、会話をして、授業を受ける中で主に3つのことを感じることができた。

まず最初に今まで自分の英語力は人よりも圧倒的に優れていて、帰国子女としてまわりよりも英語を話せ、読める自信があった。しかしこのサマープログラムを通じ、帰国子女でもない自分より年下の子達が専門的な英語でのレクチャーを聞いて内容を理解し、質問をしているところに自分は驚いた。自分は理解できていないのに周りはほとんど理解できていて、焦るときもあった。自分の英語力はまだまだだなと感じたのでこれからはもっと単語力や聞く力をつけたいと思った。将来的に英語を使った仕事をしたいと思っているので今のうちから自分の英語力を高いところに持っていく必要があると再認識させられた。

一方で、単語力や専門的な会話の聞き取りに苦戦していたところもあったが自分の得意分野である話す力については十分に発揮できたと思う。グループディスカッションのときや人前で質問または発表をするときにおいては自信を持って話すことができたし、現地の生徒たちに近いレベルで話し合いができていたと思う。英語で話す面でのこれからの課題はいかに早く内容を理解し、素早く考え、発言をすることだと感じた。

2つ目に感じたことは海外大学の良さだった。日本の大学に比べて自分の専門分野をより詳しく理解するため、高校で現地校に通っていない生徒には大学で勉強したい科目を勉強する1年間ファンデーションコースが1年あり、より詳しく最初から基礎が頭に入った状態で勉強を始められる環境を作ってもらえるところに自分は魅力を感じた。また平均的なレベルが日本に比べても高く、周りも必死に勉強している人たちが多いため、個人的なレベルアップが期待できると思った。

また自分の強みを今よりもレベルアップさせて活かせる環境を考えたときに海外大学を視野にいれることもあった。そしてその考えが今回のUCLサマープログラムに参加したことによってより一層強まった。結果的に自分は立教大学に行くことに決めたが将来的には大学院で海外でまた勉強することを目標に大学4年間コツコツ勉強したい。

3つ目に自分は人間関係の大切さに気づけた。立教とは違ってほとんど誰も知らない状態でのスタートだったので最初は知っている立教生と関わりがちだったが、時間が経つにつれて日本からの参加者だけでなくイギリスの現地校からの参加者とも話せるようになった。個人的には1日目の立教での夜が一番大事だったと思う。誰もお互いのことを知らない仲だったし更に日本人が2人と現地の人が2人というどうしても英語で会話しないといけない中で自分はいつもの立教にいるときのように会話を初めて話題を広げていくことができて就寝後も1時間ほど話すことができてそこでしっかりと親しく慣れたことが大きかったと思う。その後も同じ部屋だった4人とは積極的に話すことが多くそのうちの一人とは今度遊ぶ約束をするまでに仲良くなることができた。それ以外のも参加者の男子とは全員話すことができたし名前を覚えて部屋で集まって遊ぶこともあって新たな人間関係を築くことができて新鮮だった。立教ではできないラーメンを一緒に食べたり携帯でゲームをしたりできて楽しかった。

参加者の半分以上と話したり連絡先を交換できたことによってサマープログラムが終わったあとでも関係を持ち続けることができた。その例として夏休みの宿題の一貫としてパークランに参加してインタビューを行ってほしいという自分の依頼を何人かにしたところ全員快くオッケーをしてくれて協力をしてくれた。仲良くしていなければ依頼もしてなかったし、了承してくれることもなかったと思うので改めて人間関係の大切さ、そして友達のありがたみを感じることができた。

最後に自分はこのプログラムに参加できて自分の英語力の不完全さ、そして周りのレベルの高さを再認識させられてさらなるレベルアップへのモチベーションときっかけをつくってくれたと思う。海外大学の魅力に気づくことができたのがもし去年だったらよかったなと思ってしまうこともあったが、今年参加できたからこそ得られた知識や人間関係にも満足できたので結果的にはよかった。ぜひ立教生のみんなにも参加してほしいと思える10日間だった。

(高等部3年男子)