12月6日、今年も毎年恒例のキャロリングを行いました。この行事では、学校の近くにある高齢者向け居住施設、Elmbridge Villedgeに住む方々に、クリスマスソングや聖歌をプレゼントします。期末試験が終わり、ようやく落ち着いてきた生徒たちは、高校3年生の聖歌指導のメンバーを中心に、この日のために毎日練習を重ねて準備をし、観客の方々へ全9曲にわたる曲目を披露しました。年に一度しかないこのイベントは、Elmbridge Villedgeの方々もとても楽しみにして下さっています。
また、このイベントの成功を支えている高校3年生の聖歌指導のメンバーは、このイベントをもって引退となります。最後の大仕事のため、より一層意気込んで歌の指導をしてくれました。
聖歌指導は、本校の礼拝を支える重要な役職です。ソプラノ、アルト、テノール、バスを担当する4人からなり、高校2年生の3学期からキャロリングの日までが任期です。彼らは毎週日曜日の主日礼拝の後、その週に歌う新しい聖歌、少し難しい聖歌の練習の指導をします。指導のための練習も、時間を設けて自主的に重ねてきました。毎日の礼拝やキャロリングで歌う聖歌の素晴らしい仕上がりは、彼らのおかげです。
そして迎えた本番。今年は、『ダビデの村里』『Hark! The herald angel sing』『もろびとこぞりて』『みつかいの主なるおおきみ』『Jingle Bells』『すてきなホリディ』『あらののはてに』『赤鼻のトナカイ』『Twelve Days of Christmas』の9曲を披露しました。普段から礼拝でオルガニストをつとめている生徒たちによる軽やかな伴奏、低学年の可愛らしく力強い歌声、そして高学年の安定した美しい歌声。全校生徒それぞれの歌声により作り上げられた素晴らしいパフォーマンスとなりました。1曲終わるごとに拍手が起こり、また楽しげに口ずさむ観客の方々の様子も見受けられ、イベントは大成功に終わりました。
終了後、Elmbridge Villedgeの方々もクリスマスソングを歌って下さり、とても心地よい時間を過ごすことができました。現地の方々と接することができる貴重な機会で、このような素晴らしい交流をすることができ、多くの人たちが楽しい気持ちになれるキャロリングとなりました。また来年も同じ場所で幸せな時間を過ごせることを願っています。