中2では、オンライン上のクラス活動として、1学期間にわたって「ライティング・マラソン」に取り組みました。
テーマは週ごとに変わり、テーマに関連する質問に毎日1つずつ答えていきます。作文の「要」となる自らの意見やアイデアを多面的にふくらませ、それらの情報・記録をもとに、週末に作文を書きまとめるという活動です。
生徒は自分の好きな時間に、好きな場所で文章をつづります。担任や副担任は離れたところから、日々アップデートされていく文面にアクセスしています。コメントをつけながら執筆の経緯を見守ることができるのは、オンラインならではの「つづりかた」であると思います。
これまで寮での集団生活を送っていた生徒たちは、離れ離れになって学校生活を送っています。クラス全体で取り組みを共有することで、クラスと学校との「つながり」を実感する機会となり、そのことが継続して取り組む意欲を生んだのではないでしょうか。
今回は全3回にわたって、生徒たちの作品をテーマごとに紹介したいと思います。
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最終回は7月6日~7月12日に実施した「今学期のまとめ」です。
はじめてづくしの1学期、学期最終週に振り返りを兼ねて行いました。私たち教員も、コロナ禍に見舞われたこの1学期を、生徒のみなさんと一緒に無事に完走!することができたことを嬉しく思います。夏休みはしっかり休んで、たっぷり遊んで、9月に学校でお会いできることを楽しみにしています。
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・今学期に苦労したこと・大変だったこと・印象に残る出来事は?
▶ 一番最初のHRが一番印象に残っています。コロナの関係で、立教に帰れず残念な気持ちが、みんなに会えたので嬉しい気持ちに変わった瞬間でした。(中2・女子)
▶ 今学期は生活リズムがくるっていたのでとても大変でした。苦労したことはやっぱり課題です。印象に残る出来事はオンラインコンサートや、ルワンダの講演会です。(中2・男子)
▶ やっぱりオンラインでの授業だと、集中して授業を受けることが難しいと思います。でも、画面の中の方がECははかどった気がします。(中2・女子)
▶ 宿題。提出方法が先生によって様々なので、よく読まないと間違えてしまう。でも、分からなかったり、もう一度確認したり、質問出来るのがとても良かった。(中2・男子)
▶ 数学が僕は出来ないので、普段だったら先生に何度も聞きに行って、ようやくできているのに先生にきけないので点数が悪くて苦労した。(中2・男子)
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「待ちにまった夏休み」
昨日やっと夏休みに入り、オンライン、インタラクティブ授業が終わりました。とても長かったです。まさか、コロナウイルスでこんな形で授業を受けるとは思いませんでした。離れていても、ちゃんと授業を受けられる技術はすごいなと思います。小さなパソコンで人々の顔と声が、見れて聴こえてコミュニケーションが取れます。
僕にとってのストレス解消法の一つはおしゃべりなので、ホームルームの時間が待ち遠しかったです。また、よくお世話になっている先生や新任の先生などの顔も見れるので、楽しかったです。遠く離れていても、まるで隣で話しているような気分になれたことは、自宅で過ごすストレスを和らげてくれました。
でも、やっぱりいつもパソコンをチェックし、常に宿題に追われていたので、「何もしない日が欲しいな」と思いました。夏休みが始まり、時々チェックはしますが、しばらくパソコンから離れます。嬉しいのですが、なんだか寂しい気もします。休み中は、録画された授業を見直し、ちゃんとテスト勉強したいと思います。(中2・男子)
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「立教に “ 帰る ” ということ」
久しぶりに立教に帰るのはどんな感じだろう。来学期帰寮できることが決まってから何度もこのことを考えた。今までずっと帰りたくて帰りたくてエッセイを書いてきたけれど、帰れることが決まってから書く文章を書くのはまた少し違うなと感じた。
私は帰ってからのことを想像するために、去年の立教生活と今学期のことを詳しく思い返してみた。
まずは去年。今学期はずっと帰れなかったから立教生活での良い所ばかり挙げていた。けれど、リアルな立教生活はざっと想像してみただけじゃ気づかないものがある。
起床の鐘で飛び起きた時の、持って行き場のない苛立ち。食事で高校生の先輩との会話が弾まなかった時のあの絶望感。お腹が空いて夕食を楽しみにNew Hallにいってみたら、漂ってきたタイ米の匂い。全部思い出しただけでげんなりする。だけど、こういった事も含めたのが立教生活なのだとも思う。
不満なら沢山出てくる。難しいのはその時その時の状況で「楽しい」とか、「幸せ」を見つけること。一番基本的だけど意外と難しい。
今学期、慣れない作業がいっぱいで大変な部分の方がどうしても目立ってしまっているけれど、ずっと家にいることで私にはすごく嬉しいことがあった。それは飼っている猫とずっと一緒に入れたこと。立教にいるとしばらく離れて過ごす事になるから最近は前よりも懐いてくれているように感じる。
どんな時でも「幸せ」を見つけられる人になりたい。(中2・女子)
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「無題」
僕にとってこの1学期は特殊な1学期でした。なぜなら1度も学校に行かずに授業をし、1学期を終わらせたからです。
また今学期は課題をすべて提出すること、2日以内にやることを目指していました。今学期はそれがうまくいきました。(最後の1週間に少し遅れたものがありましたが)その反面、今回は英語の単語テストがあまり練習できませんでした。
来学期は、学校に行ったとしてもどちらもできるようにしたいです。(中2・男子)