自立する為の春休みの準備

自立する為の春休みの準備

 よくよく考えてみると、もう中二である。この年齢になるといい加減自立しなければいけないと徐々に感じていた。そのため、春休みに自立できるように努力しようと思った。  春休み中に祖母の家に泊まる予定があったので、自立するために勉強の計画を自分で考えたり、また寮に戻る際に必要な物などを考えたり、自立でき…
これぞ世界の台所

これぞ世界の台所

 「20、20、23、24、24」 リズムに乗っていながらも、威勢の良い声が響いている。その声と速さとに圧倒されない人は誰一人いなかった。  家族三人で朝の三時に起き、築地市場のまぐろの競りを見に行った。そこに集まっている見学者は、おどろいたことに外国人ばかりであった。年間の九割は外国人らし…
国民性の違い

国民性の違い

 今回の春休みで一番深く感じた事は、「国民性の違い」です。休みに時時通う英語学校では普段プライベートレッスンしかしませんが、今回は少し苦手なグループレッスンに一週間チャレンジしてみました。  この英語学校の生徒は、イギリス人は勿論いなくほとんどはヨーロッパの人々です。僕が何故グループレッスンが…
日本語、英語、それだけじゃだめだ!

日本語、英語、それだけじゃだめだ!

 唐突だが、僕はイタリア語を勉強している。日本語、英語は勿論だが、親から何かしら一つラテン系の言葉を知っておくといいと薦められたからだ。  そして、この春休み、家族でポルトガルへ旅行した。ポルトガル語はスペイン語やイタリア語と同じ、ラテン系の言葉だ。実際、旅行先でもイタリア語と似た単語や同じ単…
バルセロナで学んだ事

バルセロナで学んだ事

この春休み僕はスペインのバルセロナという所に二泊三日で行ってきました。バルセロナでは、母の要望もありガウディの作品を見ました。サクラダファミリアやグエル公園、グエル邸、カサ・ミラを見ました。僕が食べたかったスペインのシーフードパエリアを食べることも出来てとても充実した旅行であったと思います。 …
Z旗

Z旗

満開の桜を見る度に、ああ去年はもう散り尽くしたあとだった、と感慨が胸に押し寄せる。花が咲いているせいか、春、新学年の始まりを身にしみて感じるのはわたしだけだろうか。そしてそう考えるとき、わたしは常に一年という時間の長さと短さを思い知るのだ。 一年前のわたしは文字通り右も左もわからなくて、新しい…
穏やかな午後のひととき。小学生がNewlands Cornerの丘を散策しました。

穏やかな午後のひととき。小学生がNewlands Cornerの丘を散策しました。

球技大会が終わって3日目。そろそろ疲れが見え始めた火曜日は午後ブレイク。午後以降の授業をカットして皆それぞれが思い思いにくつろぐお休みになりました。 小学生はこの午後を利用して学校から車で20分ほどのところにあるNewlands Cornerに外出しました。小高い丘を尾根伝いに車で登り、その道がぐ…
今年もイギリスの空を泳ぐ「立教英国学院の鯉のぼり」

今年もイギリスの空を泳ぐ「立教英国学院の鯉のぼり」

ある晴れた気持ちのいい午後、生徒会のメンバーを中心に高校生10名あまりが駐車場脇の芝生の上に集合。青い空に高く立つポールをゆっくりと倒して何やら楽しげな作業が始まりました。何年も前に日本から送られてきた鯉のぼりのセッティングです。 毎年この時期になると駐車場脇の桜並木の中央と、池のほとりの2カ所に…
高二になって

高二になって

 僕はこの四月で高校二年生になった。とは言っても、周囲の環境はあまり変わっていない。教室も、机の場所も、担任の先生も高一の時と同じため、そこまで実感はしていない。でも、これから過ごす一年間は明らかに去年度までとは違うということが先生達の口振りからよく伝わってきました。今までは僕達を様々な所で引っ張っ…
一年半ぶりの日本

一年半ぶりの日本

私はこの春休みに、約一年半ぶりに日本に一時帰国した。たったの一年半ぶりだが私にとってはすごく懐かしくて心地よい場所だった。ただ、なぜか中二でロンドンに来るまで約十四年間日本で暮らしていたにもかかわらず、日本に着いた時"帰った"というよりは"訪ねた"という感じがどこかでしていた。なぜだろうという気持ち…