私達は今回のアウティングでロンドンへ行き、レ・ミゼラブルのミュージカルを鑑賞しました。前日にみんなでレ・ミゼラブルの映画を日本語翻訳付きで見たので大体の内容は頭の中に入っていて、英語がわからなくてもすごく楽しむことができました。
ミュージカルは今まで2作品ほど見たことがあったのですが、どちらも日本でやっていたものなので、今回初めてイギリスでミュージカルを観ました。劇場は小さめの劇場だったので、より音がはっきりと聞こえて、良かったです。出演者の方々の歌やセリフが一つ一つはっきりとしていたし、歌などもものすごくうまくて、本物の歌手の方も混ざっているのではないかと思いました。また、ちょっとボケを入れてあったりしてクスッと笑ってしまうところも多々あって、映画とは違うミュージカルの良さがあってすごく良かったです。銃撃戦のシーンで銃の発砲音がすごく大きかったことと、ジャン・バルジャンが持っていた銃だけ実際に、赤い光と煙が出ていたのですごくリアルで驚きました。
ミュージカルがスタートしてすぐの時から全員ちょっとずつ年を取って行ったり、大人になっていったところでも、すごく物語を感じました。そして、すごく考えさせられる作品だなと思いました。特に「良い人、悪い人とは」について考えさせられる物語だったと思いました。ジャベールも途中から善悪についてわからなくなってしまって、自ら命をたってしまいました。この問題はきっと誰にも正解はわからないものだと思います。私も少しずつですが考えていこうと思いました。
(高等部2年生 女子)