今学期のアウティングはナショナル・ギャラリーに行き、ロンドンを観光したあとにミュージカルの「レ・ミゼラブル」を鑑賞しました。歴史ある作品をたくさん見ることができ、とても記憶に残るアウティングになりました。
私はもともと芸術作品に興味があり、ナショナル・ギャラリーには好きな作品がたくさんありました。日本でも美術館に行くことはありましたが、約2300点以上の作品を所蔵しているだけあって迫力に圧倒されました。画面越しでしか見たことがなかった名画たちを実際に見ることができ、世界的に有名な美術館に訪れることができて本当に良かったなと感じました。
特に印象に残った作品が『レディ・ジェーン・グレイの処刑』です。以前にこの作品はメディアか何かで見たことがありました。また、Historyの授業でもジェーン・グレイについては勉強をしたので、より深く作品を見ることができました。美しい絵ですが、処刑前の光景を描いたものであるため、同時に恐ろしさも感じます。周りの人々も気の毒そうな表情をしており、このあとに悲しい結末が待っていることが想像できます。
初めて作品を見る感動と、知っている作品を見る感動は違うものですが、どちらも新鮮で印象深いものです。ただ、単純に美しいと思いながら見るのと歴史背景を理解しながら作品を見るのだと、圧倒的に後者の方が自分に感動を与えることができる鑑賞方法だと実感しました。これを踏まえて、もしまた美術館に行く機会があれば勉強してからにしようと思います。
(高等部2年生 女子)