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立教英国学院では、ケンブリッジ大学を会場として、年4回オリジナルの研修を行っています。
高校1年生と2年生の希望者を対象に行われた3月のケンブリッジ大学研修(IELTS・PET講座)の報告書が生徒たちから届きました。
研修で生徒たちが感じたこと、学んできたことを少しずつアップしていきたいと思います。
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春休み ケンブリッジ研修 レポート
ロンドンから北におよそ50マイル。そこに一つの大学都市があります。そこは大学都市と呼ぶにふさわしく、まさに大学の中に町の機能を置いていると言っても過言ではありません。その都市はケム川に架かる橋という意味でケンブリッジと呼ばれています。僕は、そんな何かを学ぶための都市に英語を学ぶために訪れました。
研修内容は午前中にレッスン、午後に自習、夕食後には特別なアクティビティというのが基本です。ここではこの研修で僕が感じたことをいくつか紹介します。
まずは初日、ケンブリッジに到着してすぐのKing’s Collegeのチャペルにおける礼拝でのことです。そのチャペルは、僕がイギリスのチャペルに抱いていたイメージそのものでした。前回(夏休み)に来たときはGreat St Mary’sの礼拝に参加したのでKing’s Collegeを訪れる機会はありませんでした。だからいつか来ようと思っていたのですが、今回の研修で訪れることができてとてもうれしかったです。その礼拝中に思ったことがあります。それは、礼拝とはキリスト教を信仰する気持ちさえあれば参列できるということです。というのは、司祭が言っている英語がほぼ聞き取れず、式文をながめることしかできなかったのですが、お祈りの最後の“Amen”を他の参列者と声をそろえて言うことができたので、しっかり礼拝に参加できたと感じることができました。僕がプレーをしているサッカーにも言えることですが、言語を越えて価値観を共有できることの素晴らしさを体験できた1日でした。
3日目、夜のアクティビティとしてCambridge Science Week Eventの食物に関するResearch Competitionを聴きに出かけました。これも礼拝のように英語が聞き取れず、ほとんどを理解できませんでした。しかしこのとき、人がよく言う「言語の意味は相手に物事を伝える情報のうち約7%しか担わない。」という言葉が頭に浮かんで、まさにこれのことだと思いました。それは、スピーチをしている人がステージの上を歩きながら、手で何かを示し、さらにはたまに軽くジャンプしたりしゃがんだりしていたのが多少僕の理解を助けてくれました。今思い返すとそのような動きを多く取り入れた人のスピーチはとてもよく印象に残っています。今後僕にもスピーチをする機会があればそんなことも検討したいです。
このように英語を聞き取るのが難しいイベントもありましたが、この研修中には自分の英語力の伸びを感じることができた瞬間もありました。それは、昼食の間、積極的に英語の先生やピーターさんとお話したできたことです。前より単純な日常会話がスムーズに話せるようになり、表現も少し豊かになった気がします。それはやはり日頃の積み重ねなのでこれからも続けていこうと思います。
最後になりますが、この研修はとても楽しく、有意義な時間でした。少しPET合格への道が見えました。企画、引率してくださった先生方、嘉悦センターのみなさま、一緒に研修に参加したみんな、お世話になりました。ありがとうございました。
(高等部1年生 男子)