今回の夏休みは人生の長期休暇においてかなり有意義で充実したものでした。勉強面、娯楽面全てにおいて華の17歳に相応しい長期休みとなりました。
両親にも本当に充実したねと言われるほどでした。個人的には楽しく自由で素晴らしすぎたゆえに帰寮したときのショックは大きく、現実をしばらく受け入れられませんでした。しかし、三日目になってやっと元の学校生活に慣れつつある自分の心身に少し安心しています。
今回の夏休みを通じて大きく感じたことが一つあります。それは親元を離れて生活していることが何よりも自分のためであるということです。もし、私が今も通学制の学校に通っていたとしたら、もっと怠惰でわがままで思いやりや同情心、他者への共感、謙虚さ全てが今よりも欠けていたでしょう。やはり家庭内では多少のわがままや不満は通され、我慢を知らない人間に成長していたのではないかとつくづく感じることがあります。これは現代社会にコミットしている一人の人間としてあるべき姿ではないと思います。
公共性が最優先される社会にとって一人一人の人格形成はかなり重要であり、他者との集団生活は本当に自分自身を成長させる面において大いに重要だと感じました。
(高等部2年生 女子)