私にとって今回は3回目のアウティングでした。今回は、海が美しいブライトンや由緒正しい歴史を持つアランデル城、美味しい飲食店がひしめき合うホーシャムを訪れました。どれもイギリスにいるからこそ訪れることが出来た貴重な場所でした。
まず、今回のアウティングで最も心に残っているのはアウティング前半に訪れたブライトンでの出来事です。ブライトンでは、長い間雨が強く降っていた為、私は気分が沈んでしまっていました。また、ズボンもほとんど濡れ、観光などの余裕が無い状況でした。それでも、班の仲間は笑顔で海沿いのテーマパークを楽しんだり、雨で足取りが重くなっても楽しい話をして前に進み続けました。そのお陰で、私もブライトンでのアウティングを想像以上に楽しむ事が出来ました。これは一重に、班員、いや仲間がいたからこそ生まれた、かけがえのない最高の思い出です。そして、この仲間がいたからこそブライトンに限らず、アウティング全体を楽しむ事が出来ました。
私は今回のアウティングで「仲間と協力し、初めて得られる素晴らしい思い出」に感動しました。それにより、今までのアウティングで仲間の絆の大切さを感じる事が出来た最高のものでした。勿論、その仲間と衝突せずに協力し合う事は難しく、それにより良い思い出になるか否かは分かりません。ですので、立教の大家族の一員として友人の気持ちを考えながら行動する事は、生きる上で必要不可欠なスキルである事を身を以て痛感しました。今回のアウティングは、ただのイギリス観光だけでなく、生きていく上で大切な事を学べたものでした。今回の貴重な教訓を深く肝に銘じ、普段の学校生活に役立てていきます。そして、次のアウティングもより良いものにしたいと思いました。
(高等部2年 男子)