3学期軽音楽部LIVEの感想文 「塵が積もれば山となった」

3学期軽音楽部LIVEの感想文 「塵が積もれば山となった」

3歳から3年間だけ習っていたピアノ。音楽は大好きで、どれだけ辛いことがあっても必ず助けられてきたので、ピアノをやめても気が向いたときは弾いていた。その成果が少しはあったのか、ライブに向けての練習は始めて1日で暗譜し、両手で弾けるようになった。それからは原曲を聞きながら、自分の奏でる音とのリズム、テンポ、スピードの違いを見つけ、アレンジもしてみた。

帰校して、バンドのメンバーと合わせてみたとき、最後の練習から時間が空いてしまったので忘れている部分もあるかと思っていたが、「初回なのにもう形になっているよ」と先生に言っていただいて、自信がついた。

私にとって放課後の時間はとても大事で貴重な休み時間だが、その放課後さえ潰れても嫌な思いはしないほど積極的に楽しく練習に向き合うことができた。嫌々やるのではなく、自分がやりたいと思ったことには全力で笑顔で練習に励み、たとえ難しくてもめげずに頑張ることができることを実感した。

当日、「発表」となるととても緊張してしまう私だが、家での練習風景、部室での皆との試行錯誤など、今まで練習してきた日々を思い出し、大丈夫!!とステージにあがった。キーボードの音がよく響く、落ちサビを弾くのを忘れてしまったが、最後のジャンプで笑顔で終えられて悔いは残っていない。

今回のライブで、私は心から音楽が大好きなことを再確認できた。これからも生きるパワーとなる大事な音楽を自ら奏で、その音色を聞いた誰かを勇気づけ、元気づけられたらと強く思う。
(中等部2年女子)