私達は、茶道紹介でも交流をしたことのある、Christ Hospitalへ訪れる機会をいただきました。今回の訪問を通し、Christ Hospitalは500年ものとても長い歴史を持つ学校で、制服やマーチングなどの伝統が今もなお脈打つ由緒のある学校なのだと感じました。
私がChrist Hospitalを訪問して印象深かったのは、マーチングと附属博物館で見た展示物の数々です。
以前、動画で拝見していたマーチングでしたが、実際に見ると生徒一人ひとりがひたむきに行進したり合奏をしている姿がとても凛々しくて素敵でした。案内をしてくれた生徒が、「私のドミが一番」「いいや、私のドミが一番綺麗」と私に話してくれて笑ったのが良い思い出になっています。
附属博物館では、絵画や建築模型を見て回り、かつての学校の原風景に思いを巡らせる有意義な時間を過ごすことができました。バスルームの建築模型を拝見した際、トイレットペーパー一切れ一切れにChrist Hospitalのエンブレムが記されていたことには、正直驚きました。
500年もの歴史があると聞くと、一見、立教英国学院とは全く似つかない学校に思えるかもしれませんが、Christ Hospitalにも週に二回礼拝があり、オルガンは生徒が弾いていること、寮では毎朝鏡が取り合いになるということ、そしてパーカッションと似たマーチングという文化があることなど共通することも多くありました。
しかし、立英と大きく異なって感じたことは「生徒一人ひとりの学校への誇り」です。制服をきちんと着こなし、マーチングにも毎日真剣に取り組み、何より一人ひとりが学校を愛していて素晴らしい学校だなと思いました。私もChrist Hospitalの学生を見習って、残り少ない二学期間、一つ一つのことを丁寧に取り組むことを意識して過ごしていきたいと思いました。(H2・女子)