今回私たちはアウティングで大英博物館とUCLを訪れた後、19:30から上演のミュージカル、”Everybody’s talking about Jamieを観ました。予定は若干きつめなとことがありましたが、一応は全部の場所をほぼ予定通りに回れたので良かったと私は思います。高校1年1組としての最後のアウティングだったので、他の皆も同じく楽しめていればと思います。ここではその中でもミュージカルについて書きたいと思います。
私は今まで、「オペラ座の怪人」や「マンマ・ミーア!」などの有名なミュージカルしか観たことがありませんでした。そのため、LGBTについて扱った内容のミュージカルはとても新鮮でした。私はLGBTについて礼拝や聖書の授業でチャプレンから聞いた程度でしたが、このミュージカルを観て、LGBTやそれ以外のマイノリティの人々の気持ちや苦しみが少し、分かった気がしました。そしてこのミュージカルが伝えているのは、LGBTのことだけではないと思いました。今イギリスはブレグジット、いわゆるEU離脱を決行し、その影響は今や世界のあらゆるところに及んでいます。このEU離脱によりイギリスに入ってくる移民は制限され、そのことは国内の多様性を減らすことにつながると思います。その中でLGBTなどのマイノリティ、つまり多様性を認めていこうというのは、このブレグジットに反対する人々の叫びとも言えるでしょう。これはチャプレンとこのミュージカルについて話したときに出たことでした。私はこの話に強く感銘を受けました。
このミュージカルは、私の目を開かせてくれる、とても良いきっかけとなりました。これから生きていく上で、このことが活かされるだろうと思います。高校1年生の最後にこのミュージカルを観ることができて本当に良かったです。
(高等部1年生 男子)