2023年度ハーフターム(5月27日-6月4日)、4年ぶりに国際交流プログラムを再開することができました。4つのプログラムのなかの1つである「Oxford Homestay Programme」では、高等部2年生16名と3年生30名の生徒たちが、歴史あるオックスフォードの街にホームステイしながら、貴重な体験をしてきました。生徒たちの報告書をお届けします。
今回のハーフタームでOxford研修のプログラムに参加して、毎日多くのことを学ぶことができたと思います。今回のプログラムで特に印象に残ったのは、architectureの授業とホストファミリーとの時間です。
8日間のプログラムで、火曜日から金曜日の4日間はoxford大学で授業を受けることができました。授業の内容は毎日変わり、どれも普段の学校生活では受けられないものばかりで全部がとても興味深いものでした。また、授業のときの席が普段とは違い、長いテーブルに向き合って座る形だったり、授業内でプレゼンテーションをやることが多かったりしたことが新鮮でした。
四日間で受けた授業の中で、三日目のarchitectureの授業が一番印象に残っています。私は建築に興味があったため、この授業を一番楽しみにしていました。ゴシック様式やルネサンス建築などを聞いたことはあったものの、あまり詳しくは知らなかったため、それぞれの建築様式の特徴や建物の構造の名前など、たくさんのことを知ることができてとても楽しい時間でした。また、授業の最後に行われたトレジャーハントでオックスフォードの建物を見て回ることができ、じっくりと建物を見てみると建築様式が違っていたりするなど、発見があって面白かったです。この授業を受けて、これからはもっと自分で建築について調べてみたいと思いました。特にイギリスなどのヨーロッパの建物について興味を持ち、どのように建築様式が変わっていったのかを知りたいと思いました。
Oxford研修ではホームステイをすることができ、私は友人と2人でイギリスの一般家庭の生活を体験してきました。ホストファミリーと生活をして、驚いたことがいくつかありました。1つ目は朝食を一緒にとることがあまりないことです。最後の日は、ホストファミリー全員がお休みだったため、一緒に食べることができましたが、他の日はトーストや紅茶を自分たちで準備する形でした。もちろん家庭によって違いがあるとは思いますが、私は自分の家では朝食を家族と一緒に食べることが多かったので、少し驚きました。
2つ目は家の中で土足でいいところと、靴を脱がなければいけないところがあったことです。私は海外の家は土足で大丈夫だと思っていたので、家の中で分けられていたことに驚きました。
ホームステイを終えて、もっと自分からホストファミリーに話しかけることができたのではないかと、後悔しています。ホストファミリーと話せるのはだいたい夕食のときとその後の短い時間だけだったのですが、いつも自分から話しかけることができずに話しかけてもらうことが多かったと思います。ホストファミリーの方は私が質問に答えるときに、文法も単語も間違っているであろう英語で答えても、頑張って理解しようとしてくれていました。なので、通じなかったときのことを気にして話しかけないのではなく、もっと積極的に接するべきだったと思います。
今年のハーフタームは、大学での授業やホームステイだけでなく、授業後やアウティングでブレナム宮殿やシェイクスピアの生家、クライスト・チャーチなどたくさんのイギリスの建物を見ることができたり、パンティングで迷子になったり、初めてのことばかりで大変で毎日とても疲れていましたが、たくさんのことを経験して学ぶことができたと思います。また機会があれば、今回のようなプログラムに参加してみたいと思います。
写真は、ホストファミリーの車に乗ったときの写真,ブレナム宮殿の写真です。
(高等部2年女子)