夏休みの思い出

夏休みの思い出

新しくコルマールに来た日本人の家族には、小学6年生の男の子と高校1年の女の子がいた。 年上のお姉さんは中学3年間バスケをして、ドリブルもシュートもディフェンスも上手だった。私と同じ学年の男の子はバスケを習っていないと言っていたけれど彼も上手だった。私はそんな二人のバスケを見てすごいと思った。 お…
念願のMVP

念願のMVP

「MVPは」 このあと自分の名前を言われた瞬間、 「やったぁ!」 と心の中で、さけんだ。 昨年から目指していたMVPをついに取ることが出来た! 今年ぼくは、インテルアカデミージャパンの5泊6日のキャンプに参加した。 昨年は、2泊3日だったので、今年はもっとやれると思うと、ワクワクドキ…
スペイン

スペイン

今年の夏、家族でスペインのマヨルカ島とバルセロナに行ってきました。 マヨルカ島では主に海でゆっくりして、観光は基本的にバルセロナの方まで行きました。 バルセロナはスペインの首都ではありませんが、日本に例えると大阪のようなところで、とても発達しています。 私たちはバルセロナで、「ピカソ美術館…
1学期を終えて

1学期を終えて

私はこの春、新入生として立教英国学院に入学しました。この学校を志望した理由の1つに、大家族としての生活があります。初めての生活では親と離れて暮らす事はもちろんですが、それ以上に友達と24時間一緒であるという事の方が不安が大きかったように思います。 もちろんとても楽しみでもありました。1学期間の…
残夢

残夢

夢というものは実に不確かで、掴んだと思っても、手の中に残しておく事は大変難しいものだ。 寒い。冬の朝の冷たい空気によって、無理矢理に意識が現実へと引き摺り戻される。 寝ているうちに勝手に布団から飛び出た足は、うっかりと一晩を外で過ごし、凍えながらも温い布団の中に戻ってきた。 もう一度、あの…
海へ

海へ

目をあけたら、カーテンのすき間から光が漏れていた。鳥の元気な鳴き声を聴いて、自然と口角が上がる。大当たりの天気予報。眠気はもうどこかへ飛んでしまったようだ。 「晴れたね!」 「ね!」 その日は海に行く日。ロンドン外出のなくなったハーフタームの中、唯一の大きな外出だった。 十分な睡眠時間からか…
高等部2年生アウティング作文「アウティング」

高等部2年生アウティング作文「アウティング」

インペリアルウォーミュージアム(IWM)へ着いて館内に入ったとき、私はとても興奮した。目の前の広々とした空間に突如として現れたのは、第二次世界大戦当時イギリス空軍の主役であったスピットファイア。そして冷戦時代に画期的な攻撃機として世界から注目を集めたハリアー。他にも第二次世界大戦においてイギリスを…
高等部2年生アウティング作文「歴史から学ぶこと」

高等部2年生アウティング作文「歴史から学ぶこと」

今回のアウティングで、私たち2年生は帝国戦争博物館を訪れました。たくさんの飛行機や武器を見ることができ、戦争の惨さを視覚的に理解する事ができました。その中でもホロコーストの展示が一番印象的でした。私はホロコーストの知識があまりないまま今回のアウティングを迎えました。小さい時に「アンネの日記」の映画を…
高等部2年生アウティング作文「文系の私が行く王立研究所」

高等部2年生アウティング作文「文系の私が行く王立研究所」

え?王立研究所?文系の私が?絶対何も分からないに決まっているよ・・・。食事中突然先生から理系に混ざって行動するよと言われた私は一瞬硬直しました。夏休みのサマープログラムの予習をしっかりしてきてね、って、いやいや、無理ですよ。化学も物理も生物も選択していない生粋の文系の私が話について行ける訳無いじゃな…
高等部2年生アウティング作文「学びと考え」

高等部2年生アウティング作文「学びと考え」

今回のアウティングでロンドンにある帝国戦争博物館に行きました。目的は過去の失敗を学び、現代にその失敗を繰り返さないことです。その博物館の4階はナチスがユダヤ人を虐殺した「ホロコースト」についての展示でした。そこで新しく知ったのは、ナチスは知識の統制のために本を焼いたこと、「国のために働くナチス」を印…