「模索期間」

「模索期間」

今まで当たり前のように存在した高校3年生の先輩と別れを告げた2学期の終業礼拝。ぽっかりと穴があいてしまう気がした。別れを告げてから実感する先輩の偉大さと、その存在がなくなる不安が交錯して焦りを感じた。 私にとって高3の先輩は、いるだけで安心できるような暖かい存在だった。そして、私が目指すべき姿…
「イギリスで立教に通う意味」

「イギリスで立教に通う意味」

 このお正月、私は祖母の家で過ごした。祖母は私が家を訪ねるといつも、やたらと日本らしいことを私にさせたがる。着物の着付けや、お正月になると書初めの準備を欠かさない。正直にいうと、今までは面倒だなと思ったこともあった。しかし、立教に通いイギリス人との交流が多くなると、海外の人から見れば、日本人は着付け…
Musical “キンキーブーツ”

Musical “キンキーブーツ”

実話だと知ったとき、すごく驚きました。 最初は現実味がないなと思いながら見ていて、 「どうせミュージカル用に作られた話だろうな。」 と考えていたからです。 出演者全員、歌唱力が並みではなく、ただただその衣装といい、歌声といい、全てに感動しました。特に、女装した男性方の脚が綺麗すぎてびっく…
「誰のために?」

「誰のために?」

昨年は「花は咲く」を歌った。2回目になる今年の合唱コンクールでは、「少年時代」を歌うことになった。昨年のこともあって、伴奏をやらなければいけないことは分かっていたけど、なかなかやる気が出なかった。昨年は、冬休み前に楽譜を配られたのに、今年は1週間前だったからだ。そんな中でも人数の少ない中、2つにパー…
「後悔」

「後悔」

正直、合唱コンクールが嫌いです。嫌いなんです。 でもいつも負けてから後悔します。 これがいつもの流れです。今回も相変わらずこの流れなんです。 いつものように男子のやる気はゼロ。女子のやる気は充分。 この男子と女子のやる気の差がその間に亀裂を入れる。 こんなことをつづけながら時間のない三…
百人一首

百人一首

昨日は百人一首大会だった。私は去年の百人一首大会では4枚か5枚しか取れず、来年はもう少し取れるように頑張りたいと作文にかいてホームページに載った記憶がある。今年の結果は9枚。そして、学年対抗の団体では平均7.6枚で我々中学2年生が優勝することが出来た。1学期に新入生が2人、2学期にも2人の新入生が入…
冬休みの思い出:”パリ十字架少年合唱団”

冬休みの思い出:”パリ十字架少年合唱団”

私は、今回の冬休みに東京芸術劇場へコンサートを聴きに行った。このコンサートは、私にとって初めての少年合唱団のクリスマスコンサートであった。私はクリスマスコンサートと言えば、ベートーベンの交響曲第九番とかシャンパルティエの真夜中のミサをオーケストラで演奏しているイメージを持っていたので、演奏を聴くまで…
「楽しくて、すごく熱くて、終わってほしくない」キャロリング

「楽しくて、すごく熱くて、終わってほしくない」キャロリング

 私はこのキャロリングの季節が来るといつももう家に帰るのだという実感が沸きます。1年がものすごく早く感じるし、2学期の事を振り返ったりします。 私が中学生だった頃は、毎年同じ曲を歌っていたけれど、最近はいろいろなジャンルのクリスマスの曲も加わって、毎年楽しさが増しています。会場に着いてすぐに、…
僕らの存在

僕らの存在

いよいよ立教生活最後の行事。オープンデイ準備期間、僕たちは記述・マーク模試と補習授業があった。ふと考えると昨年の高校3年生も同じように、旧教室に移動し、僕らがクラス企画に取り組んでいる中、黙々と勉強をしていた。にもかかわらず高3の補習期間が終わり、オープンデイ屋台などの準備になると、別のスイッチに切…
「短い」時間の中で

「短い」時間の中で

「オープンデイの準備期間、長いね。」 オープンデイがくるまではそう思っていたのに、オープンデイが終わってしまった今となっては、とても短い時間だったな、と思うようになった。 今年の中学1年生の企画は「空に描く夢」。飛行機についての企画である。この企画の中には、最新の飛行機、紙飛行機、ジブリに登…