ウィンブルドン

ウィンブルドン

私は学校の遠足で、ウィンブルドンへテニスを観戦しに行った。 学校に帰り、時刻は、だいたい7時半だった。食事の席に着くと、日焼けで真っ赤になっている皆の顔が見えた。隣の席に座る中学1年生の男の子に今日は楽しかったかと聞くと、楽しかったと言い、今日見た選手の名前や、どのプレーが良かったかなどを話してく…
最後のウィンブルドン

最後のウィンブルドン

まだ、太陽も出ていない霧ががかかった早朝。私たちは、目覚めた。今日は、この高3で行ける最後のウィンブルドンだ。理想のあのテニスの聖地。ちょうど2年前、初めて行った時のことを思い出した。まだ、テニスというのも知らず、ただの気休めのイベントだと思っていた。あー、行くのがダルイ。疲れる。なんて思っていた。…
背水の陣を敷く私の人生

背水の陣を敷く私の人生

今、高3になって2ヶ月が経とうとしている。私は2ヶ月前と何が変わった?こんな質問を自分に投げかけても即答できるものが何もない。私は2ヶ月ぼーっとして過ごしたのか?いや、球技大会は真面目にプレイした。放課後も呆けてなどいない。ちゃんと勉強していたはず...。そう「はず」という言葉がどうしても入ってしま…
サイエンスワークショップ体験記:当たり前を生み出す偉大さ

サイエンスワークショップ体験記:当たり前を生み出す偉大さ

7月4日に僕、桑原、上坂、森の4人は岡野先生に引率されてロンドンにあるリンネ学会に行った。リンネとは、世界で始めて、世界中の生き物を分類した人である。始めに、司書さんからリンネ学会の歴史について聞かされたあと、分厚い扉で厳重にガードされた地下室にはいった。 まず目に入ったのは大量の本。そして大…
サイエンスワークショップ体験記:三次元の考え方-リンネ学会を訪れて

サイエンスワークショップ体験記:三次元の考え方-リンネ学会を訪れて

昨日、僕は本当に貴重な体験をさせてもらった。リンネ学会へ行き司書のエレインさんからリンネ学会の歴史と成り立ち、また自然選択説を発表したダーウィンとウォラスの関係にいたるまで説明していただいた。 次に、地下にある分厚い扉で閉ざされた、古い本のたくさんある保管庫へ案内された。正直、博物館のようでつ…
サイエンスワークショップ体験記:一生に一度

サイエンスワークショップ体験記:一生に一度

 心臓のどくどくという音は、加速して行く。私は今まさに緊張の絶頂にある。  私たち高校2年生4人はケンブリッジ大学や東北大学で開催されるサイエンスワークショップに参加する事になっています。この大冒険の最初はロンドン日本大使館で開催されるノーベル物理学賞を受賞した梶田先生のお話を聞くことでした。…
サイエンスワークショップ体験記:待ちに待ったサイエンスワークショップ

サイエンスワークショップ体験記:待ちに待ったサイエンスワークショップ

初めてサイエンスワークショップに行きたいと思ったのは中学二年生のときだった。当時の高校二年生が、ハエを使って行う細胞分裂の実験のプレゼンをしているのを見て自分も行きたいと思ったのを覚えている。 高校一年生になるとより具体的な話を聞き、それは憧れから目標ともいえるものになった。当時の僕が何を思っ…
ホームステイ

ホームステイ

私にとって、初めての友達とのホームステイでした。前に一人でホームステイをした時は、不安で不安で仕方なかったけれど、今日は友達と二人ということで全然不安などなく、何とかなるさ精神でやりきることができると思いました。 そして、ホームステイが始まりました。家は、とても広く、庭が大きい事に感動しました…
ハーフタームを終えて

ハーフタームを終えて

もう、気づいたら高3の6月。そろそろ、受験も近づいてきて、意識を変える時期だ。世の受験生は、必死で夢に向かっている。 その時、自分はどうなのかと考えた時、まだ本気を出せていなかった。自分の悪いところを考えると、まだ余裕というものが心にあった。まだ勉強は、と言って逃げている自分がいた。このままだと、…
理系

理系

理系。理系は、数学や理科などの科目を特に重点的に学ぶコースで、立教では高校2年で文系・理系に分かれて勉強する。 私は理系に進んだ。 理系に進んでから、ふと思ったことがある。 「なぜ私は理系科目が好きなのだろう。」 周りの理系の子は、親がそういう仕事に就いていたりする子が大半だ。私の両親は…