ミレースクール交換留学体験記「気持ちが通じ合えたのが嬉しい」

ミレースクール交換留学体験記「気持ちが通じ合えたのが嬉しい」

 私はこの交換留学でコミュニケーションをとることを一番に考えて生活しました。  私のバディはエリーという14歳の小柄な子でした。14歳でこんなに自分をもっているんだと、会ってまずすぐに感じました。なおさらエリーに興味を持って、コミュニケーションをとりたくなりました。最初は自己紹介程度の英語を話して…
ケンブリッジ大学サイエンスワークショップ「復興にむかって」

ケンブリッジ大学サイエンスワークショップ「復興にむかって」

 ケンブリッジのワークショップが始まるまでの短い間、一緒にワークショップに参加する東北の高校生たちが私達の学校に滞在した。皆で観光名所や近くの町、博物館などに行った。知り合い以外の日本の高校生と接する機会はなかなか無い。部屋が同じだった人と将来の夢や志望校などを話したり、充実した時間を過ごすことがで…
ケンブリッジ大学サイエンスワークショップ「努力の結晶」

ケンブリッジ大学サイエンスワークショップ「努力の結晶」

 昨日行って来た王立研究所には、今学期の授業で習ったばかりのファラデーや、その他の科学者たちの様々な実験器具や、失敗作などがあった。それらを見て、思い出した言葉がある。それは、「1から増やすことはそれほど難しくないが、0を1にするのが難しい。」という化学の先生が言っていた言葉だ。確かにそのとおりだと…
ミレースクール交換留学体験記「バディーはいなくても」

ミレースクール交換留学体験記「バディーはいなくても」

私が今回のプロジェクトに参加した理由は、バディーとたくさん話して、自分のコミュニケーション能力と英語力を伸ばしたかったからです。 しかし、相手側の都合で私達中学3年生にはバディーがつきませんでした。それでも絶対楽しめるだろうと信じてプログラムに臨みました。 ミレースクールの子達が来て、緊張しな…
ミレースクール交換留学体験記「楽しみ、楽しんでもらえた1週間」

ミレースクール交換留学体験記「楽しみ、楽しんでもらえた1週間」

この交換留学に参加してよかったと思う。 最初に食事の席で隣だったエミリーと少しだけ話した。何言ってるか分からなくて、回りを見渡してたらスルーされた。英語の出来ない部分がここで改めて分かり悔しかった。 ガーデンハウスから出るとき、個人で少し話した。呼び名の話で、私が「ホンゴー」って呼んでというと「…
ミレースクール交換留学体験記「ミレーの生徒が来て」

ミレースクール交換留学体験記「ミレーの生徒が来て」

私が今回のミレーとのプログラムに参加した理由は英語力の向上が目的でした。 しかしいざ会ってみるとそんな気持ちよりも仲良くなりたいと言う気持ちのほうが上回りました。 今回ミレー側の希望者が四人しかいなかったため私にはバディーはつきませんでした。 最初は不服な私でしたが、しかし接して思ったこと…
バスケットボールを通じて

バスケットボールを通じて

今回の冬休み、僕はいつものように近所の公園でバスケをしていた。しばらくして、友達も来て、全員合わせて4人になった。そして2対2を始めようとしたところで声をかけられた。振り返ると大きい男と、それと同じくらいの身長の男が立っていて、不慣れな日本語で混ぜてくれと言ってきた。3対3が始まった。 楽しか…
気持ちの変化

気持ちの変化

「チャーリーとチョコレート工場」のミュージカルを中学3年生で観に行きました。英語の劇を観るのは3回目でした。1回目はアラジン、2回目はレ・ミゼラブル、そして3回目が今回でした。イギリスに来て、私はもうすぐ1年になります。最初は英語で注文をすることもできなくて、早く日本に帰りたいという思いでいっぱいで…
オペラ座の怪人を見て

オペラ座の怪人を見て

本番はやはりすごかった。一番最初のオーヴァチュアから鳥肌が止まらなかった。 以前にも、自分はミュージカルが大好きであるという内容の作文を書いたことがある。高校一年の一学期に「ウィキッド」を見た後に書いた作文だ。なかなか興奮したことを今でも覚えている。だが今回のそれは、ウィキッドには申し訳ないが、前…

今まで、そしてこれから

 期末試験が終わった日に私の所に一枚の紙切れが届いた。そこには「職員室に来て下さい」と書いてあった。訳も分からず職員室に行くと先生二人とチャプレン、オルガニストの先輩二人が私を待っていた。みんな笑顔で私を迎えてくれた。そして先生に、 「オルガニストに選ばれました」 と言われた。その時の私は、オル…