「キャプテン」:真剣に取り組めば、答えてくれる人がいる。

「キャプテン」:真剣に取り組めば、答えてくれる人がいる。

「球技大会...。」その言葉の「球技」に反応してしまうほど、他の人より球技に自信のない私。今年は高3のもとでゆっくりと私の持てる力でチームに貢献しよう、そう考えポートボールを希望した。 しかし、そこには高3は誰一人いなかった。高2もまさかの、私を含めて2人だけ。私達はそれぞれのチームのキャプテンに…
魔物

魔物

基本的に人は意欲のない物事を行う時、どうしてもその速度は落ちてしまう。これまでの人生において、例外には未だ出会っていない。しかしその状態は、まるで考えつくされたかのように、意志とは裏腹に、たびたび僕に襲いかかるのだ。意志、という言葉には少し語弊があるかもしれない。その時点での意志は確実にその物事を拒…
ふるさと

ふるさと

私はこの春休み、自分が生まれ育った街について考えてみた。 私の住む広島県福山市という所は、瀬戸内海の中央部に位置し、年間を通じて非常に住みやすい気候にも恵まれている所だ。そして緑も多く、ハッキリ言って田舎だ。 その南部に位置する「鞆の浦」は風情残る城下町で、「日本で最も癒される港町」とも…
「球技大会を終えて」

「球技大会を終えて」

全校生徒の視線がある一枚の紙に向けられる中、「ビリッ」と音をたててめくられた一枚の紙の裏にあった数字。それを見て、全員が真剣な表情から笑顔になった球技大会の閉会式。そう、それは誰も想像していなかった結果、同点だったのです。 昨年は優勝の組が決まった瞬間、嬉しさのあまり、とても大きい声で同じ仲間…
不意打

不意打

 僕は2年前に日本を離れた。イギリスでの生活が、気付けば2年目も終わり、3年目へと突入した。2年で日本へ帰国する予定だった。しかし、何も起こらない。もし日本へと帰国するなら、年度末にはその旨が伝えられるはず。だが、僕の日常に変化はなかった。これから何が起こるのか、予想すらできない。だから、普通に過ご…
イギリスでのサッカー生活

イギリスでのサッカー生活

 小学1年生から中学3年生まで、僕はずっと野球をやってきた。高校・大学でも野球を続けるつもりでいたし、それしかないとずっと思っていた。だが人生はそう予想通りにはいかない。僕は今イギリスの学校に通い、中学3年生の秋からサッカーを始め、3年の月日が流れ、高校生活最後の試合、そのピッチ上に立っている。全て…
編入への決意

編入への決意

私が立教英国学院のことを知り、入学をしたいと思ったのは1月です。そのことは、二次試験に合格するまでは、誰にも伝えませんでした。 立教から合格通知が来たと母に知らされたときは、とても嬉しかったです。しかし、今の生活が一転するという不安や、大好きな友達、家族と二年間遠く離れて暮らすという寂しさもあ…
社会学習を通して

社会学習を通して

この春休み、私は父の勤めている会社でアルバイトをしました。朝早く起きて会社へ行き、いくつかの雑務をこなして夕方に帰る。そんな生活を2週間、過ごしました。 父が勤めているのは車の部品会社なので、いくつかの工場が隣接しています。アルバイト初日には工場見学もあり、様々な機械がせわしなく動いて部品を加…
「球技大会を楽しむ秘訣」

「球技大会を楽しむ秘訣」

 ニューホールに、歓声の声が響きました。全校生徒が喜びの声をあげ、球技大会は無事に幕を閉じました。  幼稚園から高校まで、運動会や体育祭、球技大会はあるものです。そして、毎年5月頃に行われ、生徒の友情が深まり、学校生活をどのように送るかを決める重大な行事でもあります。ここ立教英国学院では、4月…
ミレースクール交換留学体験紀:「 印象に残った2つのこと」(日本語・英語)

ミレースクール交換留学体験紀:「 印象に残った2つのこと」(日本語・英語)

交換留学は、あっという間の一週間だった。学校は違えど現地校。私は自分が通っていた前の現地校のような様子を想像し、少し緊張していた。 しかしいざ学校に行ってみると、周りの子はとても私たちに興味を持って話しかけてくれた。一緒に写真を撮ろう!とカメラを持ってきてくれた子さえいた。 そんなミレーの生徒に…