成果を出した百人一首大会 

成果を出した百人一首大会 

 「百人一首大会」私はこの行事があると知った時、少し嫌だと思った。なぜなら、中学2年生の時に、1、2回国語の授業でしかしたことがなかったからだ。その時は、ほとんどの人が百人一首を覚えておらず、下の句対決だったので、私でも取ることができた。立教での百人一首大会はどのようなものなのか聞いてみたところ、「…
念願のミュージカル

念願のミュージカル

 次々に立ち上がる観客たち。その中でとまどいながらもスタンディングオベーションをする私。最後の最後までノリノリで一緒に踊りだしたくなるような気持ちで終えたマンマミーア。今回は私が立教に来てから一番最高だと思うアウティングだった。  中1で入ったこの学校。毎学期あるアウティングで数々の場所に行っ…
感謝:この1年、ずっと一緒に過ごしてきたかけがえのない仲間たちへ

感謝:この1年、ずっと一緒に過ごしてきたかけがえのない仲間たちへ

合唱コンクール。それは、私が立教に来て初めて体験した行事だった。一年前、転校してきた私がクラスに馴染むことができたのは、合唱コンのおかげだった。優勝するため、成功させるために、クラスは団結した。 それから一年。私は今回の合唱コンで伴奏者となった。私は、この合唱コンを絶対に成功させたいと思ってい…
忙しい寮生活の中で自分達だけで曲を作り上げた、最後の「合唱コンクール」

忙しい寮生活の中で自分達だけで曲を作り上げた、最後の「合唱コンクール」

 独特なピアノの旋律がニューホールに流れはじめる。それに合わせてハーモニーを重ねていく。私のクラス、高2−1組がこの合唱コンクールに選んだのは「流浪の民」だ。ふるさとを離れ、故郷を想い旅をする民の心を描いた一曲。  舞台に立つと、足は震えるし頭も真っ白だ。それでも最後の合唱コンクール、悔いのな…
「人の人生を決める裁判」

「人の人生を決める裁判」

「起立」 という声で裁判が始まった。今回、私は本物の裁判を傍聴した。実は去年の夏休みにも、この場所に来ていた。しかし、その時は模擬裁判であり、しかも民事裁判だった。今回は刑事裁判である。私は「どうせ今回も民事裁判だろうなー」と思っていたので、刑事裁判と聞いた時は背筋がぞくっとした。  裁…
神様が居る「弥彦神社」

神様が居る「弥彦神社」

 今回の休みは、お正月があったので新潟にある弥彦神社というところに行ってきました。私の母が弥彦神社が好きなので、家の近くの神社ではなく、家から車で二時間くらいの弥彦神社に休みの度に行っています。  弥彦神社とは、天照大神の曾孫にあたる「天香山命」を御祭神とする、越後一宮です。私は、特に神様を信…
世界中の多くの人々の信仰によって支えられている「クリスマスマーケット」

世界中の多くの人々の信仰によって支えられている「クリスマスマーケット」

私は12月21日から23日、ドイツのニュルンベルクを訪れた。ニュルンベルクは、イギリスから飛行機で2時間ほどのドイツ南東部にある町だ。また、日本人選手が活躍する強豪サッカーチームの本拠地としても有名である。しかし、今回私がニュルンベルクを訪れたのは、サッカー観戦のためではない。年に一度のヨーロッパの…
バルセロナ:自然のありとあらゆる表情を切り取ったような不思議な建築

バルセロナ:自然のありとあらゆる表情を切り取ったような不思議な建築

僕はこの休みにスペインのバルセロナへ家族で旅行に行った。この町はサッカーチームでも有名だが、もう一つ忘れてはならないものがある。それはガウディがバルセロナに残した、独創的な建築の数々である。 中でも有名なのは、百年以上前から作られ続け、未だに完成しないサグラダファミリアだろう。今まで僕が見てき…
水の都:世界中の人々が憧れる歴史ある美しい街、ヴェネツィア。

水の都:世界中の人々が憧れる歴史ある美しい街、ヴェネツィア。

ホテルに向かう水中バスに乗ると、写真や絵で何度も見たあの景色が、私の目の前に広がった。運河沿いに立ち並ぶ建造物に、アーチ形の教会、横を通り過ぎて行くゴンドラに船...。初めての街で、ひと目見て綺麗だと感じたのは初めてだった。 すでに場所は察するであろうが、私がこの冬訪れたのはイタリアのヴェネツ…
当然への翔破

当然への翔破

自分のことは自分が一番良く知っている。過去に何度か聞いたこのフレーズに、どこか底知れぬ不安感を抱かせたのは、書店で何気なく手に取った一冊の小説だった。主人公の少年は解離性同一性障害、いわゆる二重人格者であるが、彼自身はそのことを知らず、気付かぬ間にそのもうひとつの人格が殺人を犯してしまう、という内容…