高校3年生の1学期が終わろうとしている今、私は大学受験に対する恐怖とあせり、友達に恵まれ毎日が楽しい日々に対する幸せ、このままずっとこのような平和な日々が続けばいいのにという思い、また逆に未来への期待と色々な気持ちで心がいっぱいだ。
大学。それこそが私の今の目標であり夢だ。しかし、夢という響きは良くても、たとえどれだけ自分に自信があっても、時が過ぎていき入試が近づき、目標も明確になっていくほど恐怖は増していくものだ。夢が風船のように一瞬で割れたらどうしよう。やはりこう思ってしまう弱気な瞬間はある。そのせいで正直精神状態も安定していないので、ピリピリと少しの事にも気を取られ、一人涙を流す事もたまにある。
友達。その存在によって、こんなに精神不安定な状態の私は支えられている。私がつらい時にはそっと側に来てくれて「大丈夫」と抱きしめてくれる。私の話を聞いてくれる。私を笑顔にしてくれる。そんな存在だ。だからこそ立教を去るのが怖いのかもしれない。皆と作り上げたこの落ち着く空間が消えるのを想像もしたくないのだ。
未来への期待。これは私にとってどのような事なのであろうか。多分日本に帰っても今の幸せを保ち、新しい幸せ、学びを得ることだ。
これが私の心にある高校3年生1学期終わりの気持だ。
(高等部3年生 女子)