いよいよ今学期から私たちは、最高学年となる。はっきり言って想像さえできない。中学2年に立教に入学した時からずっと先輩方にいろいろなことを教えてもらってきた。厳しい時もあり、泣きそうにもなったが、今では感謝している。
先学期の終業式で先輩方が「卒業」することに対し、さびしいと感じた。加えて、今までの先輩方のような、立派な先輩になれるのだろうかという不安があった。その不安は今でもある。後輩に物事を教えたり、注意したりすることは、意外にも疲れるし、大変なものだと学年が上がっていくにつれて分かってきた。見て見ぬふりをする方が楽だったり、自分でやった方が早い場合もたくさんある。それでも、今までの先輩方は指導して下さった。私が後輩の時は、何も分かってはいなかったから、なんでこんなに注意されるのだろうと思ったこともある。しかし、今では先輩からの指導や注意が大切だと分かってきた。もちろん、むやみやたらに注意したりするのはよくないけれど、間違っている場合は注意してもらわないと気づくことさえできなかったと思う。
今までの先輩方のような先輩になれるかどうか分からない。たぶん、最初の方は、無理だと思う。しかし、良い先輩を目指してこれからの立教生活を送っていきたい。
(高等部2年生 女子)