「あなたはあなたでいいんだよ。」
この言葉は僕が4年生の時、母に言われた大切な言葉です。
そのころの僕は、テストがうまくいかなかったり、先生にしかられたりして自信をなくしていました。それに比べて、となりの席の友達は、人気者で何でもできていました。僕が
「友達のように人気者で失敗しないようになりたいな。」
と家でつぶやくと、母が言いました。
「あなたはあなたでいいんだよ。」
僕はその一言に元気をもらいました。その言葉のおかげで、それまでだるくて体が重く感じていたのが、楽になったような気がしました。もうだめだ、何もしたくないと思う気持ちが、何でも自分らしく挑戦してみようと思う気持ちにガラリと変わりました。そのあと、僕も自信をもって自分らしく、なんでも取り組んでみることにしました。すると、だんだんとテストの点は上がり、少しずつ成功することも増えていきました。
僕は今でも、この言葉に元気をもらっています。例えば5年生の時に年上の人からあまり嬉しくない事を言われて、僕が僕じゃない人だったらなぁと思ったことがありました。ですが、この言葉を思い出して、がんばろうと思うことができました。
これからも、この言葉に頼ることがあるかもしれませんが、いつかは頼らずにがんばる強さを身につけたいです。
(小学部6年生 男子)